あくまでフィクション その2
前回のインナーに続き、ナイトウェア事情について。
19世紀前後、上下に分かれたナイトウェア(いわゆるパジャマ)はまだ出回っていませんでした。
男性はシャツを長くしたようなあれをお召しだったようで。
ヨーロッパの寄宿学校が舞台の少女漫画なんかでよく見かけるようなあれ。
女性はネグリジェですね。
もう少し時代を遡った中世ぐらいでは男性がフリルのついたナイティを着ることも珍しくなかったみたい。
そういうことで(どういうこと?)、ジュリアンの夜着はレースだのシルクだのということにしてあります。
ただし、あくまでもフィクションとご理解くださいね。
わたしの力が足りないので詳細な描写はしていませんけど。
ひらひら姫系とかシースルーのセクシー系ではなく、上品でエレガントなイメージだと思っていただければ!
そして、文中でローブと表記しているのはガウンのことです。
最初にローブと表記してしまったのでずっとそのまま通しました。
シルクのガウンってエマニエル夫人かよというツッコミいらないです。
ジュリちゃん(読者さん命名)はナイトローブ一枚でお邸内をうろうろします。
神経質なのか無頓着なのかわからないです、作者のわたくしも。
時代考証不完全な箇所がたくさんあり、勉強の必要を強く感じております。