1升炊き

「その恋の向こう側」更新しました。

 

第174話 驟雨(4)
https://fujossy.jp/books/1557/stories/42723


都倉家のお話がちょこっと出てきます。

 

私には3Dのリアル兄(それ普通の兄やろ)が2人おりまして、
我が家にはよく彼らの友達が遊びに来たり
時には泊まって行ったりしていました。
特に地方から来て1人暮らししてる子に
「家庭料理」を食べさせるのは
母もちょっと楽しみにしていた節があります。

 

兄弟の年齢が5歳差ずつと、若干離れていたのですが
長兄21歳大学生・次兄16歳高校生(しかもどちらも運動部)なんて頃、
我が家の米消費量はなかなかすごいものになっていて
1升炊きの釜がフル稼働。

 

ご飯を炊く係を任命された私ですが、
11歳の小学生にとって1升の飯炊き(というか米とぎ)は苦行でした。
釜だけでも重いし、無洗米なんかなかった時代だし。
でも、それを美味しそうに食べるお兄さん方を見るのは好きでした。
寮母に憧れる私の原体験になっている気もいたします。

 

何が言いたいのかと言うと、
涼矢が都倉家でごはんを食べることを
恵さん(和樹ママ)は心底楽しんでいるのですよ、
ということです。

息子の彼氏だと知ったらどうなるか、は、
未知数ですが……。

 

 

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