本日完結「αとΩの向こう側」
「αとΩの向こう側」本日の第50話をもちまして完結です。「完結したら読む」派の方々、よろしくお願い申し上げます。
https://fujossy.jp/books/15955
「αとΩの向こう側」第50話直リンク
https://fujossy.jp/books/15955/stories/317678
「その恋の向こう側」の『第888話』記念作品として書き始めた本作。
当初は1話完結で、1,000字~3,000字ぐらいの掌編を書こうかな~と思っていました。
が、「『その恋』がオメガバース世界だったら」設定なんぞを思いついてしまったからもういけない。
「その恋」の世界観を壊すものにはしたくない。どの世界線に立っていても、和樹は和樹で、涼矢は涼矢にしたかった。それは777話記念の「この扉のこちら側」でもそうで、立場が変わっても、この二人は、出会って、恋をして、悩み、時に反発しながらも、互いを愛する二人でいてほしかった。
その「キャラクター」と「関係性」を保ちつつ、オメガバースに移植するのは、なかなか難しい作業ではありました。
もう一つの難所は、本編が未完であるということ。「αとΩ」が「その恋」の今後のネタバレになってはいけないという縛りを自分に課していました。別のお話なのだから「別のルート」にすればいいし、そうした部分もありますが、本編で重要ポイントになっているところ、たとえば「和樹は東京に行く」という設定を変えるようなことはしたくなかった。大筋では本編の流れを踏襲する作りにしたかった。上述の「キャラクターと、その関係性の保持」にも関わるからです。
本編の「キャラクター」「関係性」「大筋」を踏襲する、という意味では、「αとΩ」は「『その恋』のダイジェスト版」と言っていいのではないかと思います。本編既読の方ならば、ところどころに本編のエピソードが紛れ込んでいることにお気づきかと思います。逆に、未読の方におかれましては、もしこの先「その恋」を読んでいただけるようであれば、「ああ、言ってたのはこれかぁ」という楽しい回収ができるのではないでしょうか。だったらいいなと期待をこめて、そう思います。
なにせ本編は長いですから(笑)、なかなか手を出しにくいと感じていらっしゃる方がもしいらしたら、「αとΩ」を読んでみるというのもまた一興かと存じます。お好みに合うようであれば、おそらく「その恋」もお気に召すのではないかと。だったらいいなと期待を(ry
「αとΩ」は今回をもちまして完結しました。「本編の流れを踏襲しながらもネタバレにはしない」縛りの中で、こちらは「完結」をさせなければならないのもまた、ちょいと難儀でした。
「本編ではできない終わり方」にしよう、そう思って書いたのが最終話です。
お楽しみいただけたら幸いです。
なお、書き終えてみたら80,000字弱という文字数で、ちょうどフジョッシーさんの小説大賞の応募条件に合致していたので、エントリーすることにしました。それに伴い、昨日改めて全話を通して丁寧に推敲しなおしまして(いつも丁寧にやれ)、誤字脱字、漢字の開き具合等の表記の統一等の修正をして、再公開しました。これって更新通知が行っているのかしら。もしそうなら50話分の通知が届いているかもしれません。ごめんなさい。
今後とも「αとΩの向こう側」及び「その恋の向こう側」シリーズをよろしくお願い申し上げます。
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