連載開始しました&ボブ・ディランについて
おはようございます。
新しいおはなし、「皆殺しの天使とお人好し作家」を書きはじめました。
「皆殺しの天使」とあだ名されるもの静かでクールな刑事(27)×お人好しで優しくてふわふわした作家(46)のおはなしです。
よかったら、こちらもこれからよろしくお願いいたします。
年下攻め、わんこ攻め、おじさん受けの作品です。
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わたし(猫田)はボブ・ディランが好きです。
こちらの、「皆殺しの天使とお人好し作家」にも、ディランの言葉や音楽が登場します。
今までは「キャラ(登場人物)が、ディランが好き」という理由で作中に彼を登場させていた(触れていた)のですが、今回はわりと必然的な感じでディランさんに触れています。
以前、ボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」についてエッセイを書きました。
掲載します。
よかったら、お読みください。
Bob Dylan:"Like A Rolling Stone"(Highway 61 Revisitedや、ベスト盤等に収録)
猫田最愛のミュージシャン、ボブ・ディランの曲です。
猫田の書くものを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、ときどき小説やイラストの中にディランのことが出てきます。
ロックの名曲であるこの曲。Miss Lonely(あんた)の転落を描き、彼女の生き方を厳しく非難する辛辣な曲ですが、なぜか猫田はサビで「どんな気がする?」とディランに歌いかけられると、寄り添ってもらっているような気がします。不思議です。
「どんな気がする? 帰る家もなくまったく誰にも知られずに 転がる石のような気分はどうだ?」
「あんた」はわたしだったなと思って、心が安らぎ、元気が出るのです。
「転落するのはあんたかもしれないし、おれかもしれないよ」というディランの声を聞くのです。
(ボブ・ディランは、"「指で指す」のではない立場に立っている"と書かれた解説がありました。人々のやっていることを指で指し、自分をかえりみずただ非難するのではなく、常にそういった「愚かしさ」は自分のことでもある、として捉えていると。わたしもディランはそうだと思います)
わたしはなにも持っていなかったと知らされ、勇気と元気が出る曲。わたしにとっての人生の応援歌です。
ちなみに「ユダ!」とののしられ、「おまえは嘘つきだ」と返してからはじまる怒涛のこの曲、at ロイヤル・アルバート・ホールバージョンは特に元気が出ます(音源はアルバムとして出ています)。
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本当は、4月にディランさんのライブに行く予定だったのですが、コロナで行けなくなってしまいました。
先日、79歳のお誕生日を迎えたディランさん。
いつまで経っても勇気をくれるディランさんに、これからも元気でいてもらいたいです。
ということで、猫田の書くものにはこれからもディランさんが登場すると思います……!
イラストは以前、自分で描いたものです。