いじわる社長の愛玩バンビ×ごくうさ番外3
日々の閲覧とリアクションありがとうございます!
ごくうさアフターストーリーの方も見てくださってる方ありがとうございます。
他キャラの番外編も書きたいと思いつつ圧倒的に湊と竜次郎を書くのが楽しいのでついアフターストーリーがはかどってしまいます。
まあ、こっちの方が需要もあるのかな、とは思いつつ。
そのうちバンビちゃんと八重崎を会わせてやりたいですね。
読みたいエピソードがあれば…
バンビちゃん65話を執筆中、後日発生しそうな会話を思いついてしまったので置いていきます。
***
後日、万里は意を決して桜峰に聞いてみた。
「え、恋人がシャワーを浴びてる間、何をして待ってるか?」
「なんか……間がもたないことってないですか」
「………………………」
桜峰が首を傾げたまま固まってしまったので、万里は焦った。
「す、すみません変なことを聞いてしまって!」
「あ、ううん。そういうタイミングがあるかなって、ちょっと思い当たらなくて。シャワーは合流する前に済んでるか、一緒にお風呂に入れば一緒に出てくるし、……竜次郎待ちの時間ができたら、スマホいじってたりとか、……今日はどんなことするのかなって考えたりとか?」
予想通り、上級者向けすぎてあまり参考にならない。
「俺と竜次郎はもともとは友達同士だから、あんまり間が持たないとか緊張したりとかなくて、参考にならないよね。ごめん」
「い、いえ!俺もこんなことを聞いてしまってすみません」
「今度検証してみるね」
その夜、湊は早速検証してみることにした。
「竜次郎、今日は先にシャワー浴びてきて」
唐突な湊のリクエストに、今まさにその細い肩に手を伸ばそうとしていた竜次郎はぴたりと動きを止めた。
「何だ急に。におうか?」
「ううん。そうじゃなくて、シャワーを浴びる竜次郎を待ってる間に何してようか考えたいから、協力して?」
「はあぁ?なんだそりゃ」
「竜次郎なら、何して待ってる?」
「風呂に突入して、お前を洗うのを手伝う」
湊の取り扱い的にはそれで正解だが、今はそれではだめなのだ。
「もう竜次郎は全部洗い終わってるから、お風呂への入室権はないの」
「どういう設定なんだよ。まあ、どうしても一人で待ってろってんなら、待ちきれなくて先に一回くらい抜いとくかもしれねえな。お前への負担も少しは減るだろ」
「……うん……たぶん、参考にならない」
想像だにしない回答だった。湊への謎の気遣いも入っているあたり、竜次郎は色々すごい。
プライベートのことまではわからないので恐らくだが、鈴鹿はそういう時間の潰し方はしないのではないだろうか。
難しいなと考え込んでいると、竜次郎は何やらはっとした。
「お前、もしかして挿れやすいように事前に後ろ慣らしとこうとか思ってないだろうな。そういうのは、やってもいいが俺のいるところでやれよ。もったいないから」
「えっ、そんなこと、考えたこともなかったけど……。……俺がそういうことしてるの、見たいの?」
「……あー……。よし、見せろ。今、ここで」
「一人でシャワーは?」
「明日じゃダメか?」
眉を下げて頼まれると、湊も急ぐことはないかと竜次郎の期待に応えたくなってしまう。
「うまくできるかわからないから…竜次郎も手伝ってね」
久世とのことを真剣に悩んでいた鈴鹿に心の中で謝りながら、湊は着ているものに手をかけた。