【プロット晒す】君の絵にはアオが足りない

 プロット晒しニコフ。

(※カラシニコフ…かの有名なAK-47のこと。カラシニコフは設計者の名前)

 

 タイトルはもともとは「星屑よスイカ畑へ」でした。近未来なSFチックな世界観と敢えて発達しケミカル化した社会の中で、日本のド田舎みたいな肥やし臭い田園風景に希少価値が付き、尊ばれさえするようなイメージで、このタイトルにしたのですけれども。

 アオは銀河の色と、空とか海とかなんか広大でむしろ虚無って感じなので、虚無の意。もうちょっと虚無感持てや!という忠告ですね。作中で何か意味を持っていたのかは書き切ってみないことには分かりませんけれど。

 

 

 正直、すでにもう書いたロボットBLファンタジー【ああ紙吹雪、鶴が舞う電脳】の楽しさを引っ張り過ぎた。設定も世界観も違うのに…

 プロットでもまだ大体の流れしか決まっていなくて、攻が受を気にするほど、実は攻を支配していた管理者が受を欲しくなって、攻と両思いになったらもらっていって、受さんは脱殻になって動かない攻を抱き締めて泣いて終わる予定でした。 

 

 それから何と言っても書いているわたくしさえも感情移入しづらいということ。打切り未完結の大きな理由はつまらないと思ったことよりも身動きが取れなくて進まなくなったことのほうが大きいかも知れません。

 プロットでは正規ルート攻と受さんが両思いにまで至るのに、わたくしが書いた内容だと受さんは攻②のこと一直線で、これは無理だな!と。わたくしの書く創作は尽く正統派ヒロイック主人公がいないんだな。

 

 ただ体内に身体の一部挿れる側が生産者っていうのはやってみたかった。

 男尊女卑とオメガバースというものを考えたとき、(オメガバースに苦手意識が強いため偏った知識であることと、不完全な知識・解釈であることを断っておく)孕む側だから卑しまれるのか?と。孕む・産むというのは体力を使い身体も重くなり、心身の健全さ加減(≠健康)を損ねるとわたくしは思っていてそのために一時的に弱者になってしまう。故に卑しまれるのだろうか?と。もうひとつが、穢れ思想。孕むというの他者の体液を受け入れ、産むというのは胎児とともに体液や体組織を出すわけで構造としては排泄に近い。からの穢れを連想させて卑しまれるのか、と。だから逆に凸側がリスクなく卵を吐き出してみるのはどうなのだろう?とわたくしなりの見解や問題提起なんて高尚なものはなく、ただただやってみたかったというやつです。

 そして男尊女卑なんて文化は聞いたこともない感じたこともない存在もしないむしろ女尊男卑まである、オメガバースで産む側を貴重がり崇拝することはあれど卑しむ風潮や設定などは皆無・少数派・別カテゴリであるという場合は放念願います。

 

 蝶を潰すシーンはわたくしのシュミ。受さんに対する欲情が深いほどリョナラー気質な攻さんの多いこと、多いこと…騎士気取り系の騎士自認タイプの勘違いナイト攻もいますけれども。