エンデュミオン

エンデュミオンという名の薔薇があるのですね。

存じませんでした。

 

気品あるカップ咲きにモーヴがかったピンク。美しいです。

 

 

 

羊飼いの青年エンデュミオンと月の女神ディアナ(アルテミス、セレネー)。

神の側から見れば悲恋で、人間側から見れば理不尽と言えるような。

この神話を題材にした絵画は多くあり、名だたる画家が作品を残しています。

挙げた絵の作者がわからないのよ、でも。

これは恐らく一部分を切り抜いたんじゃないかと思うんだけど。

同じ絵は見つかりませんでした。

 

 

人間の美青年に恋した、潔癖で気性の激しい女神は彼の若さと美しさを永遠に留めるため眠りに就かせます。

永久(とわ)の眠りに。

そして夜ごと地上に降りてはエンデュミオンの寝姿を愛でたという。

 

 

人間の美青年に恋した、潔癖で気性の激しい半人外は果たして彼を眠りに就かせるのでしょうか。

彼の若さと美しさ、愛を永遠のものにするために。