【プロット晒す】カナンガの祈り

 今回のプロットは「カナンガの祈り」。同性婚が法的に認められている世界観で、架空の宗教があったりします。

 セックスレス二夫(ふうふ)の世帯主ではないほうの夫の妹分として同居するふたなり女と差別地域の出の少年の話。

 

 ふたなり女と書きましたがふたなりというと男女両方の生殖器があることなのですけれども、わたくしのイメージ的には脳天から爪先まで女体で女性器はなく股の間に男性器と肛門があるというイメージです。ただそれだと、それは男性なのでゎ……?サブカル的にいうと「男の娘(こ)」でゎ?という感じ。

 

 わたくしのイメージの話ばかりですまないけれども、わたくしの印象でいうとまず女でそこに後から陰茎がくっついた、みたいな。これは概念的で抽象的な話だけれども。だから両性具有とか性同一障害とかそういうものと部類されてしまっても、わたくしのイメージだと、そうではないんだよなぁ…っていう。この辺りはあまり三次元的には考えず、虚構のものとして、まず女性を思い浮かべてもらってからそこに陰茎が生えているという感じ。

 

 セックスレスの話は前から何となく、変な意味ではなく興味があって、そもそも結婚というものをやたらとよく考えてしまう。

 

 結婚を考えるといっても結婚願望はないんですけれども、出産は絶対にしない!と決めているものの、結婚は絶対にしない!とは決めていなくて、ただもう結婚率も下がっているので、「もし〜」なんて考えるのも何というか楽観的ではあるのですが。素敵だと思う異性は沢山いると思うんですけれど、わたくしのほうに問題があってなかなか。恋愛できるのか、そして他者と暮らせるのかという不安。独りの時間が長いと、自分の嫌なところダメなところ沢山見えてきますからね。

 ではどう結婚について考えるかというと、結婚ってそもそも何なの?っていうことですね。

 酔いに任せたかふざけたか、交際もしていない人から1度だけ求婚されたことがあり、とある支援センターにいた時に担当から結婚の話を持ち出されたことがあり、何となく「それって…?」とおそらく勘違いをしたこともあり、相手方のことは差し引いても結婚って何なんだ…という感じ。体質や思想的に子供を産まない家庭を否定するわけではなく、むしろわたくしもそちらの側になると思うのだけれども、結婚とは子供を育てるためのシステムなのか?と思わなくもない。昔のシステムをそのまま現代でも引き継いでしまっただけなのでゎ?とか。

 そしてその中で浮気・不倫は叩かれるわけで。配偶者以外との色恋沙汰、性行為はよろしくないと。しかしその配偶者が性行為を拒絶したら?  

 

 

 で、脱線したけれど話を戻してセックスレスの話に戻り。「配偶者が性行為を拒絶したら?」のわたくしの中にわたくしでも意外なほどに当然としてあったアンサーが、「別に性行為なくてもよくね?」ということだったんですわ。でもセックスレスの記事や話は多く、周りを見れば誰それがパコったのパコらないの、ヤれるヤれない、どうだのこうだのと、あって、突然、わたくしそういえばそういうことに対する意欲がねぇぞ…と気付いてしまった。性的関心、性的興味はあるんですけど、そこに現実的で自分主体のものとしては考えられない、あくまで「性」は他者のものでファンタジー(=物理的に可能な非現実)で、そうでなければならないし気持ち悪いと思っていることに気付きましたね。性加害は暴行なのでここの「性」には含みませんけれども。

 

 それで、わたくしの考え方が違うんだ、と知れたので、では日常的にセックスがある人の立場として投影してみたんですわ。そうしたら、道徳的に配偶者以外との性行為は許されなくて、けれど配偶者からは性行為を拒絶される。これはなかなか窮屈かも分からない。

 

 性教育のときに、大体はカノジョ側が性行為を迫るカレシに嫌われたくなくて身体を許してしまう、けれど本当はしたくない-みたいな例を性教育に限らず聞くのですが、わたくしの中では、そんなので嫌われるカレシならとっとと別れろと思ってしまうのですけれども、それもやっぱりわたくしが恋に恋する程度のおめでたい意味で浮ついた修羅を知らない人間だからで、もしかすると多くはカノジョもしくはカレシ側の中では「性行為を求められる」というものに「人格面を認められている」という意味合いが密接で多分に含まれているのかも分かりませんね。これはあくまで、その方面には居なかったわたくしの推測、場合によっては的外れな邪推なのでまったく違うということも多々あります。

 

 わたくしは異性愛者の自覚はあるのですが異性を肉欲込みで見たことがなく、そのことに今まで自覚が全くなかったのですごく人の好い同性に会った時、恋愛感情で好きなのか否か分からなくなった時もあります。彼女と性行為できるか?と考えた時に考えたくなかったし、その拒否感は今まで異性に抱いたものと同じで、なんか、相手に対して失礼なこと言ったりやったりはできるのですが性的に考えるのが一番ド失礼というのもあり、わたくしがそんなで、「(仕事は除き)性に肯定的な女」の存在を信じられず、見ないふりをしていたというのがそもそもあったから、妻側が夫にセックスを求めるのが最初は理解できず、「人格面で否定されたと思ったから?」と思ったのが精々。

 

 わたくしの卑屈な女卑思想(裏返しでめちゃくちゃ男性蔑視)とわたくし個人の肉欲の薄さが混同して拗らせていたんですな。

 

それから、本編で世帯主ではないほうの夫・カナンが向き合うの向き合わないの言っていて、わたくし的に世帯主アカミネは向き合ってると思ったのですが、この前家族と電話して、わたくしがそもそも家族と向き合えてないわ、と思いました。カナンとアカミネは二夫で血の繋がらない自分等で選択した家族で、わたくしのこの家族は両親のことを指すから少しまた話は変わってくると思うのですけれども、わたくしがそもそも本音を語ってすべてを晒しているつもりで、本心を語ると泣き出してしまいますからね。人前で泣くことを自分が自分で許さず、特に親の前では泣きたくないから本心を語らないのですわ。不満とかではなくて。昔こういうことがあってそれが楽しかったし嬉しかったとか、そういうこと。めちゃくちゃ前のことだけど覚えてるってこととか。

 

 向き合うってただ思ったことそのまま口にして、遠慮しないことじゃないから、カナンって結構欲張りで支配的で、束縛したさは登場人物の中ではトップクラスの人間なんだな…って後から気付きました。わたくしはアカミネ側。向き合うってのは簡単なことではない。抽象的だし。

 

 という、未完結ながらも自分を知れた創作だったので概ね満足。「迫られて、プリズム」みたいにアクセスやブクマやお気に入り登録から見て不評っぽいけど書きたいもの書けたぞ!ってなると暫く創作滞るから、問題はこの後。バーンアウトですよ、燃え尽き症候群。

 

前置き長くなったけど本編設定の話。

 名前はアロマからとりました。

 荊季(いばらき)くんは「灰とイランイラン」の柿崎くんの下の名前の山梨くんリスペクトで茨城県から。そのうちトチギくんとかシマネくんとか出てきそう。梓賀(しが)青海(おうみ)がそもそも滋賀県+近江だからね。

 ちなみに茨城県は大洗町があります。ゆるキャラはアライッペ。ガルパンの聖地らしいです。干し芋が名物なんですかね?アクアワールド水族館があるよ!多分わたくしが後々人魚お兄さんリョナに目覚めるきっかけになった場所。

 

 

 ハムスターのポプリは最初ウサギだったのですが、連れ去り展開が決まっていたので、ウサギ連れ去るの大変じゃね…ってことでケージで飼えてわたくしもある程度描写できるくらいには知っているハムスターに変更。キンカジューとかワラビーとかプレーリードッグとかは書けないので。というかこいつ等も連れ去りの難易度高いぞ…

 

 それで遊華鯉ディベスはナオマサの実兄です。双子か否かは不明。ラストも特に考えてない。死ぬんじゃない?