月葬公開予告

 

月葬二話目は8月15日のお昼に投稿します。

凪が零にいじめられてちょっと成長したりします。

↓チラ見せ

 

月葬はとても思い入れの深い作品で、構想自体は食人が中学生くらいのときからありました。でも幼稚すぎるなと思って形にする気はありませんでした。

好きなシーンだけ切りとって描いたラクガキを恋人のねずみさんがとても気に入ってくれて、FAの漫画を描いてくれたことで今の月葬があります。構想時と比べると大幅に形は変わりました。もちろんいい意味で。

自分と、自分の作品を成長させてくれたねずみさんにとても感謝しています。

 

この話に出てくる主要人物は、みなどこか幼さを抱えています。単に食人の趣味だからでもありますが、大人になりきれなかった、なるきっかけを与えられなかったり、逃してしまったりといったもどかしさのようなものを描きたいと思っています。

 

子どもであること自体が悪いわけでは全くないのですが、一般的な人間の世界で生きていこうと思うと、子どもの心は色んな意味で脆く柔らかすぎるのです。

そして自分の子どもの面を嫌い、嫌悪し、拒絶するという悪循環に陥る人も少なくありません。

 

願わくば、過去に自ら殺した自分の子どもの面の亡霊と向き合い、きちんと弔って、受け入れた上で、世界と向き合える人が増えたらと思っています。そんな方々のためにこの作品を書いています。