『不器用な初恋を純白に捧ぐ』完結しました!
あけましておめでとうございます。
年末にしたからと、ご挨拶がすっかり遅れてしまいました。
本年も楽しく創作していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
そしてタイトルの通り、『不器用な初恋を純白に捧ぐ』完結しました!
読んでくださった方には、本当にありがとうございました!
長くかかってしまったなあと反省しつつ、じっくり取り組んだ分、自キャラと向き合う時間もたくさん取れたのは、よかったなと思っています。
それが作品にとっていいことだったのかはよくわかりませんが、自分にとっては楽しかったのでいいかなーと。
回収しなきゃいけないところは回収したので一旦完結としましたが、天王寺が勇気出なくて「一緒に暮らさないか(キラッ)」って言い出せなかったし、クリスマスに引っ越しにとアフターストーリーを書く余地はいっぱいあるので、そのうち書けたらなと思っています。
そのうちが多すぎて……。今年中には……。
次はバンビちゃんでお目にかかれる……かな?
ましろとバンビちゃんを絡ませられたらいいなとかも。
相変わらず夢を広げつつ、この後は、いつもの八重崎オンステージでございます。
***
八重子「『不器用な初恋を純白に捧ぐ』……完結おめでとう……ぱち…ぱち…」
ましろ「???お、おめでとうございます……?あの、木凪?」
八重子「八重子」
ましろ「……八重子は何故、振袖姿なのですか?」
八重子「この間成人の日が……あったから……」
ましろ「ああ、なるほ……、え?でも、こな、…八重子の成人式はもう過ぎたのでは」
八重子「子供の日は……子供のうちは何度も祝う……。成人の日も……成人のうちは何度も祝ってもいい……って……どこかの誰かが言っていた……」
ましろ「そうだったのですね。八重子は物知りですごいです」
八重子「ましろは……天然のスルースキルが……すごい……」
ましろ「スルースキル?」
八重子「今日は……結婚のお祝いに……ましろには花嫁修行をしてもらおうと思って……」
ましろ「結婚のお祝い?花嫁?」
八重子「話が進まないから……そのまま進める…けど…。良妻になるには…そのいち…お料理…」
ましろ「一応、基礎は一に習いましたが……」
八重子「腕前は……むしろ塩と砂糖を間違えるくらいで大丈夫……大事なのは、ユニフォーム……つまり全裸にエプロンのみを装着すること……」
ましろ「…………えっ!?で、でもそれでは油などが跳ねた時に危なくないですか?…」
八重子「……お料理は……買ってきたお惣菜を並べる程度で大丈夫……」
ましろ「エプロンの意味は……」
八重子「そのに……お風呂でご奉仕……。お腹を流すことで、血流が…よくなるような…ただ一点に集中するだけのような…とにかく体にいいかもしれない……」
ましろ「流すのは背中ではなかったでしょうか…」
八重子「そのさん……ベッドには……防水シーツを仕込んでおくこと……。それらの新婚三種の神器を、そなたに授けよう……」
(段ボールを渡しつつ)
ましろ「えっ、わ、私にですか?」
八重子「裸エプロンは……思い立った日が吉日……その日以外も……全て吉日……。今日やってもいいのよと神のお告げが……。……お惣菜は……用意してこなかった……けど……」
ましろ「そ、それは……あの、私が行うという想定で、普通の行為なのですか?」
八重子「我々の業界では……稀によくあること……」
ましろ「稀によく……???」
八重子「案ずるより……産むがやすし……ガチで産むのもそれはそれでアリ……」
ましろ「は、はあ……や、やって、みます……?」
天王寺の理性が危ぶまれるままおしまい。