甘えたオメガ 落書き ※追記あり

記念に色々書きたくなって落書きしていました。

ナギマキ書いてたら睡眠時間が減ります。大変困りました。

誤字脱字の確認してません。ノリと勢いです。

全部許してください。

 

⚠️R18

 

 

 

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発情期前は何かと体に変化が起きる。
少し疲れっぽくなったり、気分の浮き沈みが激しくなったり。
俺はどちらかというと精神的にまいってしまう事が多くて、朝起きて動くことが出来ず、ベッドに座ったままでいた。
「真樹ー?そろそろ起きないと遅刻するよ」
朝ご飯を作り終えた凪さんが寝室に戻ってくる。
掛けられた声にも返事する気にならず、膝の上にある自分の手を見下ろしてぼんやりする。
最近してしまった小さなミスや、過去にあった嫌なことばかりを思い出し、胸の中はマイナスな感情で埋め尽くされていた。
「真樹?どうかした?体調悪い?」
そんな俺を心配して傍に来た彼は、顔を覗き込んでくる。
最近では全く思わなくなっていたのに、今日は寝起きの間抜けな姿を見られたくなくて顔を背けた。
「大丈夫?」
「……」
「……あ、発情期前か。」
凪さんがポツリと呟いた後、ふんわり抱きしめられて、何も無いのに視界がじんわりと滲んだ。
「抑制剤飲もうか。ちょっと気持ちが楽になるかも」
「……」
「持ってくるね。あ、ご飯は食べれそう?」
温かい腕の中で頷く。
彼は「待っててね」と言って俺から離れて薬とご飯を取りに行った。
少しすると戻ってきて、ヨーグルトを渡される。
発情期前、俺の場合は食欲が落ちてしまうことも彼は知っているらしい。それだけは食べようね、と言われて頷いた。
「今日はどうする?体が辛いようなら無理しない方がいいと思うし、薬飲んでましになったなら遅れて行くのもいいし……。」
「……薬飲んだら準備します」
「一緒に行く?」
「……うん」
そっと背中を撫でられる。
ぐっと下唇を噛んで、また溢れそうな涙を堪えた。
ヨーグルトを食べ薬を飲んだ後、凪さんに促されるように支度を始め、家を出る頃には抑制剤が効き始めたようで気分はちょっとずつ上がってきていた。
会社に着くまでに朝の失態を思い出してヒヤヒヤし、着いた頃には顔を蒼くしそうな勢いで後悔し、固まっていた。
「あ、あの、凪さん、ごめんなさい。無視したり、ご飯持ってきてもらったりして……」
「……ああ、無視されたな、そういえば。」
今思い出したというように間を空けて返事をした凪さんは、俺の顔を見てプッと吹き出した。
「いいよ、気にしないで。発情期前で情緒が不安定になってたんだろ。辛いのは真樹だし、俺は何ともないから。」
そう言って笑う彼に申し訳なく思うのと同時に理解があってよかったと心の底から安心した。
フロアに着いて早速仕事をし、お昼休憩に入ったあと、眠気と戦いながらパソコンを睨みつける。
気がつけば意識が飛んでいることもあったけれど、何とか目をこじ開けて。

 

 

 

退勤時間まであともう少し。
それなのに段々と気分が沈んでいく。
薬の効果が切れたのか、突然スイッチが切られたかのように集中力が切れて手が止まった。
帰りたいのに、動くのが面倒くさくなる。
中林さんは「お先失礼します」と言ってとっくに帰ったのに、俺は動けずにいた。
そんな自分に嫌気がさして落ち込んでいると、仕事を終えた凪さんがやって来て『あ』という表情をする。
その表情がやけに心に引っかかって、ムカッとしながら勢いよく立ち上がった。
さっきまで動くのが嫌だったのに。怒りは原動力になると聞いたことがあるけど、本当なんだなと頭の片隅で思った。
「真樹、薬切れてない?もし切れてるなら持ってきてるから、飲んだ方が楽だと思うよ。」
「いらないです」
「そっか。じゃあ早く帰ろっか」
トボトボ歩いて駐車場に行き、助手席に座る。
ふぅ、と溜息を吐くと突然凪さんが俺の体を覆うように近付いてきて、『あ、キスされる』と思って目を閉じたのに待っていた感触は無く、目を開けると俺の後ろにあるシートベルトを掴みカチャと音を立てて付けられた。
「……は?」
思わずそんな声が漏れた。彼はエンジンをかけて車を発進させる。
「シートベルト付けないと帰れないよ。」
「……言葉で言えばいいのに」
「疲れてるみたいだからやってあげたくなって」
「ひどい」
「え、何かしちゃった?」
ジッ……と横顔を見ていると、彼の口角が上がっているのがわかる。確信犯だ。俺で遊んで楽しんでるんだ。
凪さんの言葉をまた無視してフンっと顔を背け、窓の外を眺めた。

 

 

 

家に着いてすぐ、部屋着に着替えた俺はソファーの上で膝を抱えて座った。
凪さんは早速夕食の準備に取り掛かっている。
お風呂は朝の内に洗って、帰宅した頃に湯船が張れるように設定していたようで、明るい音楽が流れた。
音楽が止むと、彼はソファーまでやって来て俺の名前を呼ぶ。
「先にお風呂入っておいで」
「……凪さんは?」
「俺はご飯の準備するよ。真樹は先にお風呂入って、ご飯食べたあとはもう寝れるようにした方がいいんじゃないかな。」
「……わかりました」
チマチマ動いて着替えを取り、お風呂に入った。
まずは髪を洗い、次に体を洗う。
泡を立てて肌を撫でるように滑らせる。
胸を撫でると発情期前で敏感になっていて、乳首に触れる度に気持ちが良かった。
ついつい抓ってみたり、そっと触ってみたりと、楽しんでしまう。
「……っ、ぁ」
気持ちいい。そういえばエッチの時凪さんはよくここを触る。抓ることもあるけれど、ほとんど舐めたり吸ったり噛んだり……。
そんなことを思い出して段々と興奮してきた。
本格的に乳首を弄って、それだけでは物足りなくてペニスを扱く。
気持ちいい。体がどんどん熱くなる。
なのに。
射精したくて手を動かすけれど上手くいかない。後孔が疼き出して、ペニスから手を離し後孔を撫でてそっと指を挿入した。
待ち望んでいた刺激に意識がふんわりと霞がかる。
「ん、は、ぁ……あ……」
もっと太いのが欲しい。
ここを凪さんのでいっぱいにしてほしい。
激しくピストンさせて中を刺激する。
妄想を膨らませて、奥をゴリゴリと突かれるのを想像して、アッという間に絶頂した。
激しく呼吸をしながら指を抜いて少しの間ボンヤリした後、我に返ったように慌てて泡を流して湯船に浸かる。
体が火照っているせいか、湯船には短い間しか浸かっていられずに、すぐにお風呂からあがった。

髪を乾かすのもそこそこに服を着てリビングに戻る。
夕食を作り終えた凪さんが「食欲ある?」と心配そうに聞いてきた。
けれど彼を見ると今でてきたばかりのお風呂で自慰をした事が恥ずかしくなって、ついつい顔を背けてしまう。
「食べれるだけでいいからね。」
「……」
「今日はあんまり気分が良くないみたいだし、食べたらもう寝た方がいいね。」
彼は心配してそう言ってくれたのに、なんだか突き放されたように感じた。
面倒だから早く寝ろって言われてるみたいで、唇を口内に隠す。
「真樹、食べよう?」
「……面倒くさくてすみません」
「え?」
優しい彼に苛立ちをぶつけてしまう。
頭の中ではわかっているのに、心は上手く操れない。
「ご飯、いらないです。俺、もう寝ます。」
「お腹すいてない?お粥とかうどんとか、食べれそうなら今から作るよ。」
「いらない」
「……」
「おやすみなさい」
逃げるように寝室に行き、ベッドに寝転んだ。

俺が悪いのに、泣きそうになって枕に顔を埋める。
すぐ隣から香る凪さんの匂い。思わず枕から顔を上げて代わりに凪さんの枕を抱きしめた。
クンクン匂って、物足りなくなって、クローゼットから凪さんの服を沢山取りだした。ベッドに広げて匂いに包まれる。そうすればスーッと落ち着いて目を閉じることができた。

 

 

眠ってからどれくらい経ったのか、寝室のドアが開いた音がして意識が浮上する。
僅かに隣が沈んで、彼がそこにいるのがわかり、寝返りを打って凪さんに手を伸ばし、腰に腕を回した。
「あ、真樹、起きちゃった……?」
「ん……」
「巣作りしたの?上手だね」
「ん、ゃ、触らないで、やだぁ……」
「触っちゃダメなの?」
「ん」
撫でられるのが嫌で手を叩く。
凪さんは低い声でククッと笑った。
「俺も寝ようと思うんだけど、少しだけ服を退けていい?」
「……だめ」
「だめか。んー……じゃあリビングで寝ようかな。」
「いや!」
彼は笑ったままで何も言わない。
段々と目が覚めてきて、凪さんを見上げる。
穏やかな表情で俺を見下ろしていた。
「うぅ……なんで撫でてくれないのぉ……」
「えぇ?真樹が触らないでって言ったんだろ?」
「い、言ってない……意地悪しないで」
「ふふっ」
温かい手が髪を梳いて、そっと頬を撫でてくる。
気持ちよくてうっとりしてしまう。
「ん……ちゅぅ……」
「可愛いなぁ……」
離れていきそうな手に顔を押し付けて、彼の親指をパクッと咥え軽く吸う。
「お腹空いてない?」
「ちゅ、ちぅ……」
フェラをするように指を舐めて、チュパチュパ楽しんだ後に口を離す。
彼は楽しそうにしているだけで特に何も言わない。
目尻は柔らかく下げられている。
「あぅ……キスは、してくれないの……?ぁ、そういえばさっき、キスしてくれなかったの、何で。俺、してほしかったのに……意地悪ばっかりだ。意地悪する凪さん、やだ……。」
「さっき?」
「車」
「車?」
「シートベルト、つけてくれた時、キスしてくれると思ったのに……」
「……ああ。だから酷いって怒ってたのか」
ムスッと唇をへの字に曲げる。
そんな俺の頭をワシャワシャと犬にするように撫でた後、顔が近づいて触れるだけのキスをされた。
物足りなくて腕を伸ばし、首にかけてから舌を絡める。
小さな水音と僅かな吐息で興奮して、体温が上がる。
頭の中がクラクラし始めて、少し体に触られるだけで気持ちがいい。
「っ、発情期、始まったね」
「ふ、ぁ……凪さ……」
彼の手が俺の体をそっと抱き上げて楽な体勢を取らされる。
「ちょっとだけ待てる?少し連絡をしてくるから。すぐ戻るよ。」
「れんらく」
「うん。仕事休むことになるからね」
「……ん」
凪さんはそう言って寝室を出て行ってしまった。
寂しいけれど、そんなことは関係無く体温が上昇していく。
暑い。しっとりと汗ばんだ肌に服が付いて気持ち悪い。
邪魔なそれと濡れだした後孔のせいで汚れる下着を脱ぎ捨てて、疼くそこに指を挿入して寂しさを紛らわす。
うつ伏せになって膝をつきお尻だけを高く上げてジュブジュブと指で後孔を弄る。
お風呂でも自慰をしたおかげでもう柔らかい。
「ぁ、あ、あ……っ、はぁ、きもち、ぁ……いく、出ちゃ……っ、あぁっ!」
射精をさずに絶頂し、自分の指を締め付ける。
早く精液がほしい。もっと気持ちよくなりたい。
そう思っているとバタバタ音を立てて凪さんが戻ってきて、俺を見るや否や破顔する。
「待てなかったの?一人でヤラシイことして……悪い子だね。」
「はぅ……っ」
傍に来た彼に後孔に挿れていた指を抜かれ、仰向けにされる。
何度もキスをされ、首筋や胸にも落ちる唇にもどかしく感じる。
「はぁ……ん、凪ぃ、精液、中、たくさん出してぇ」
「っ!」
「気持ちいの、いっぱいして……」
自分から脚を開けて抱える。
「ま、真樹……」
「もぉ、ここ、ぐちゅぐちゅなってるから」
そう言うと彼はゴクリと唾を飲んで、大胆に服を脱いだ。
それが嬉しくて、俺は一人へらりと笑った。

 

 

 


何度目かの絶頂後、下品な音を立てて後孔から抜かれたペニス。
顔の方に移動してきた凪は、それを口の前に持ってきたので、口を大きく開けて咥える。
体を少し強めの力で抑えられて、その状態で凪が律動した。
喉の奥を犯される感覚はまだ慣れないけれど、それでも快感を拾うようになってからは気持ちいいと感じる。
「ぶっ……お゛、ご……っ」
「っはあ……」
そうして喉を締めたり舌で舐めたりして刺激をしていると、喉奥に射精された。
嘔吐きそうになるのを堪え精液を飲み込む。
ペニスを綺麗にしようと舌が勝手に動いてちゅぱっとそれを吸って、チロチロ舐めていた。
精液を飲み込んだからか、段々と飛んでいた意識が正常に戻ってきたようで、閉じかけていた目を開ける。
「ん、ちゅ……」
「はっ、はぁ……」
発情期が始まって何度かお風呂に入った記憶はあるけれど、今が何日目なのかはわからない。けれど口からペニスが抜ける時には意識ははっきりと覚醒していた。
「今、何日目……?」
「ん、もう七日目……」
流石の凪さんも疲れたのか、ベッドに寝転んでぐったりしている。
けれど彼に擦り寄ると優しく抱きしめてくれた。
「発情期、そろそろ終わりかな。精液も飲んだし……真樹の体、もういつも通り?」
「多分……。頭も随分スッキリさっぱりしてます」
「そっか。じゃあちょっと休憩したらお風呂入ろう。それから何か食べようね。ちょっと、申し訳ないけど、食べ物はデリバリーにしよう。」
頷いてから脱力する。
今回の発情期の間も随分恥ずかしい姿を見せた気がするけれど、気にすると負けになると思って思い出さないようにする。
けれど、発情期の前。そのことだけは思い出すと申し訳がなくて、思わず彼に謝った。
「発情期前は、ごめんなさい……。」
「前?……ああ、情緒不安定になっちゃうこと?」
「うん。……俺、結構凪さんに八つ当たりのような事した気がする」
「あれはあれで可愛いからね。まあでも、少しでいいからご飯は食べてほしいかな。真樹の健康の為に」
「うん。今度は食べれるようにします」
「無理はしなくていいけどね。」
ポンポンと頭を撫でられる。
このままだと眠ってしまいそうだ。
凪さんは「よいしょ」と言って起き上がる。
「お風呂入ろう。洗ってあげるよ」
「うん」
差し出された彼の手を取ってキュッと繋いだ。
そのまま二人でお風呂に入って、最後まで甲斐甲斐しく世話を焼かれる。
嫌な事を言われても、そんな態度を取られても、許してくれる彼に甘えてしまう。
俺ももっとしっかりとした大人にならないといけないのに。

けれど、やっぱり。

「凪さん。好きです。」
「俺もだよ。」

素敵な俺のアルファに、溺れるくらいに愛されたい。

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

追記

Twitterの方で呟いてたんですが、、

シートベルトのシーン、あれは凪さんわざとなので目閉じて待ってる真樹を見てめちゃくちゃ可愛いなって思ってるし、後から真樹にそのことで意地悪って言われた時、冗談全く通じてなかったことに割と結構反省している模様です。

凪さんは可愛い子にはいじわるしちゃうDKです(三十路)

 

とまあこんな感じでお話のプチ情報(?)みたいなのをTwitterでは発信しておりますので、よろしければご覧下さい!

 

▷▶︎ @Mahir0_218

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