評価機能について

新しく実装された評価機能、気になって色々と調べてみたら、反対派の方がとても多いように感じました。これについて思ったことがあったので、少しだけ書いてみようと思います。

 

まず、私は賛成か反対かと言われたら賛成です。その理由は、一人で書いて楽しむでもなく、内輪で見せて楽しむでもなく、「インターネット」という不特定多数の人が閲覧できる場所に投稿した時点で評価はつきものだと思うからです。低評価をされたくないのなら、内輪で見せるのに留めておけばいいのでは、と私は感じます。不特定多数の人が見る以上低評価はあって当然でしょうが、内輪で見せるのであれば高評価ばかりもらえるはずです。

そして私は評価されたくてネットに上げているからです。いい評価をたくさんもらって承認欲求を満たしたい、もちろん人間ですからその思いもあります。ですがそれ以上に、自分の能力を知りたいのです。

 

交流したいからネットに上げている、という方ももちろん大勢いらっしゃると思いますし、そういう方を決して否定はしません。ですが私は、交流したいという目的は一切ありません。自分の好きなものを大勢に知って好きになってほしい、誰かに自分の作品を見てほしい、という気持ちとそれから、自分のスキルアップのために上げています。特に現在メインで更新している「ご主人様と呼ばせてくれ」は半分が自分の萌えの布教、もう半分がスキルアップのために書いています。

というのも私は、長編を書く能力が非常に乏しいのです。それから、書き始めたものを完結させるのが非常に苦手です。小説を書き始めてもう6年ほど経つのに、完結させた作品は1桁に満たない数です。それも、短編もしくは中編しかありません。長編を完結させられないのです。なので、ごしゅよばが別サイト(Blove)でそれなりに人気が出たときに「これをもし完結させることができたら、私はステップアップできるかもしれない」と思い、何が何でも完結させようと決め、今書いています。

私はこのサイトでの投稿を、BL小説を書くという行為を、通過点として捉えています。幸い小説家という仕事に年齢制限はありませんし、私のこの先の人生もまだまだ長いです。この先何もなければ人生あと60年ほど残っています。なのでまずは、自分の一番書きやすいジャンルの長編を完結させるという目標を達成しようと頑張っているところです。

 

なので「これを投稿して誰かと仲良くなりたいな」という目的の人とは意見がずれてしまうと思います。私は馴れ合いが少し苦手なので、仲の良い人同士で小説にコメントを送り合う、感想を言い合う、ということは極力したくないです。全く仲がいいわけではない、赤の他人にコメントや評価をいただいてこそ、価値があるんじゃないかなと思います。何の縁もゆかりもない人に評価されてこそ、本物だと思っているからです。だから、この機能の導入により交流目的の人が減るのだったらむしろ嬉しいとすら思います。

ですが、平均点を知ることができないのはどうなのかな、と少し思います。二つの項目それぞれ平均点が知れないと、自分の評価が正確に分かりません。このシステムのままだと、得をするのが運営のみになってしまいます。成績表のように五段階評価をつけるのなら、それぞれの平均点を本人が知ることができて然るべきではないでしょうか。

 

偉そうに語っていますが、私はまだまだ実力不足で拙い作品しか上げられません。ですがネットに小説を投稿することで得られたものはたくさんあるので、それらを活かしながら少しずつ精進していければと思います。