『仄暗』続けます
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』
Ⅰが書き終わりましたので、ぼちぼちⅡの公開を始めようと思います。需要あるかわかんないけど、懲りずに更新します。
引き続き、『仄暗』をよろしくお願いいたします。
さて、終わろうと思ったのに終われなかったこの話、ダラダラ続けることにしました。第Ⅱ章は、第Ⅰ章でちらっと名前だけ出てきた「人類最強」なんてとんでもない肩書を持つ霧咲紗月さんをサブ主人公に添えて書き進めています。
Ⅰの最後で、絶対ただの脇だろって思われていたに違いない清人さんが結構な重要ポジションになったので、ちょうど良いタイミングで持ってこられるエピソードがあるなとw。そんな訳で、清人さんは引き続き第Ⅱ章でも重要ポジキャラです。
BL作品なのに、清人と紗月の大人のジレジレ両片思いを書く感じになり、ちょっとTL要素入っちゃったねって思っているそこのアナタ、今後の展開にご期待ください。ただのTLでは終わりませんよ(笑)。何でこの二人が十年以上も両片思いしてるのかとか、清人がなんでバイなのかとか、徐々に明らかにしていきたいと思います。
更に、後半から登場する集魂会、十年前に紗月に壊滅させられちゃった組織です。一応、警察機関の扱いは反魂儀呪と同じ反社会的勢力ってことになってますが、果たして本当にそれだけかね?って辺りも、じっくり書いていきたいと思います。
集魂会の工作員たちも一人一人のキャラが濃ゆいので、キャラ設定と名前(めっちゃ悩んだ)を決めるのに苦戦していて、物語が停滞中です。ストーリーラインは決まっているのに、書き出せない。いつもそう。誰か私にネーミングセンスをください。
あとは、惟神がやっと全員登場しました。……します、かな。瑞悠と智颯の双子設定はずっと前から決まっていました。榊黒流離は今作では13歳の中学生として登場しますが、実は当初の予定では流離君が主人公で直桜のポジションにいました。あまり人を疑わない真っ直ぐな性格の可愛い大学生の男の子だったんですよね。直桜とは大違いw。けどまぁ、それだとちょっとつまんないなって思ったのと、もう少し暗めの話にしたかったので、改めて瀬田直桜という、色々拗らせてる割に素直でマイペースな最強主人公を作ってみました。物語って、主人公の性格で大きく色が変わりますよね。直桜の不貞腐れた性格、私は好きなので書いてて楽しいです。
物語に大きく食い込むメインキャラは13課はこれで全員出せたかなと思います。反魂儀呪と集魂会はこれからぼちぼち出して行けたらいいなと思います。
霧咲紗月も、集魂会も、実は別の話を書こうと思って作っておいた設定を一部改変して転用しています。流離もBLの主人公じゃなくて、ただの現代ファンタジーの主人公にするつもりで設定作ってました。流離に関しては性格設定、最早別人になりましたけどね。
いやまさか、『仄暗』がこんな話になるなんて、書き始めた当初は思いもしなかったので……。ちょっと不思議な怪異BL程度のつもりで書き始めたので、少年誌的バトルを含むミステリー要素含む話になるとは自分でも思いませんでした。おかげさまで書いていてとても楽しいです。第Ⅱ章は更に少年誌的要素が増えるので、その辺りも楽しんでいただけたら嬉しく思います。自分の好き(フェチ)を最大限に詰め込んで自由に書いた結果が、この話です。読んでもらうための工夫とか、何にも考えていません(笑)。自分のために書いてます。
集魂会を出したせいで、第Ⅱ章では終わらないなぁと何となく今、思っています。第Ⅲ章、下手したらⅣ章とか続いてしまいそう……。続けられるような設定基盤がいつの間にかできてしまった。気力が続く限り、書きたいと思います。
そんなわけで、書いている本人はとても楽しいけど、読んでくださっている皆様が楽しいかは、わからない。反応があると安心するので、面白かったら反応いただけると嬉しいです。読んでもらえるだけでPVという反応がわかるので、嬉しいです。いつもありがとうございます。
キャラが増えたので、またそのうちに登場人物紹介とか書きたいと思います。作中に書くか、ここに載せるか、何かの形では、そのうちに。
それでは今後も『仄暗』を、よろしくお願いいたします。