おくちで愛す。(探偵×刑事)

※今回はR18です※

 

ウィルクス君のおくちのはなし。

 

ウィルクス君は、むかしは口でするのがすごく下手だったけど、今はすっかり上手になりました。

 

ハイドさんに練習させてもらい。

 

とっても上手になりました。

ウィルクス君もお口でするのが大好きになりました。ハメられてるみたいで幸せらしい。

 

 

お口にまつわるミニ掌編も書いたのでよかったら♡

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「顎、痛くなりました」
 ベッドの中で口を開けたり閉じたりしながら、ウィルクスは言った。ハイドは横たわったままパートナーの頭を撫でる。
「喘ぎすぎた?」
 無邪気に尋ねると、ウィルクスは眉を吊り上げてまじめな顔になった。
「あなたのがでかいからです」
 ハイドの薄青い目がきらきら輝く。ウィルクスの頭を撫でながら、「きみにでかいって言われるとうれしいな」と言った。
「でも、でかすぎると負担にもなるんだよね。口もお尻も大丈夫?」
 ウィルクスは目を伏せてかすかに赤くなるが、怒った口調で「大丈夫ですよ」と言った。
「……おれ、口でするの、少しはうまくなりましたか?」
「なったよ!」
 頭を撫でるハイドの手は、茶色の短髪をくしゃくしゃ搔きまわす。
「正直に言うと、むかしはものすごく気をつかうくらい下手だったけど、今は完璧だ」
「……よかった」
 ウィルクスはふうっと息を吐く。焦げ茶の瞳がきらきらと輝く。ハイドはその目をぼんやり見て思う。
 また欲情してしまったけど、今夜はもうやめておかないとな。
 ウィルクスは間近にいるハイドの顔を見た。忠実な騎士か犬ででもあるかのように、パートナーを一心に見つめる。それから、照れたように言った。
「あなたの、でかくて熱くて、たまらなくなる」
「……そうか?」
「大好きですよ」
「そんなに?」
「あなたの分身ですから。大きくなってビクビクして、とっても可愛い。一途で情熱的だ。だから、上と下でいっぱい愛してあげたい。……今夜もおいしかったですよ」
 ウィルクスははにかむように笑ったが、突然ハイドに覆いかぶさられてぽかんとした。それから真っ赤になる。
「な、なんですか」
「第二ラウンドのお誘いだな?」
「ちがいますよ! 感想を述べてただけです。サカらないでください!」
「ぼくはね、『待て』はできないんだよ」
 そう言ったハイドの彫りの深い顔は、まるで飢えた狼だった。据わった青い目で優しくささやく。
「もう一口、食べさせてあげるね」
 ウィルクスは朦朧とした目のままぷるっと震えた。ハイドがそっとキスする。ウィルクスは自分を強くもとうと思ったらしい。手をぎゅっと握って目を伏せ、赤くなったまま抗議する。
「あなたのアレ、ごはんじゃないんだから、一晩に一口でいいですよ。いっぱい食べても別に大きくなんてならないし……」
「いや、食べれば食べるほどお互い大きくなる」
「下ネタやめてください」
「言いだしたのはきみなんだよ、エド。食べたくないのか?」
 ウィルクスはちらりと剥きだしになったハイドの脚のあいだを見た。そのとたん、くらっとする。自分の脚のあいだが反応したのを明らかに感じて、彼はやけくそになった。
「わかりましたよ。食べたいです。でも今夜はそれで終わりですからね」
「よしよし。いい子だね」
「子ども扱いしないでください」
「ぼくもきみのを食べるよ」
 ウィルクスはぷるっと震えた。目を伏せたその顔を見て、淫らな子だとハイドはしみじみ感慨にふける。ウィルクスは彼を睨んだ。
「今年の目標は『足るを知る』にしましょうね」
 ぼくはできるけどきみはどうかな、と輝く目で言ったパートナーの脇腹を膝で蹴って、ウィルクスは視線をハイドの脚のあいだに向けた。
 そしてやっぱり、おいしそうだと思った。

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ウィルクス君を愛でる月間中です。

ウィルクス君にしたいこと、してあげたいこと等ありましたら教えてください♡

(あ、痛々しいこと以外で……)