タイトルを考えるのが苦手

 

こんにちは。

 

私は、とにかくタイトルを考えるのが苦手です。

一つの作品のタイトルを考えるのに長ければ一年かかります。

うっそだろオイ!って思われそうですが、現在連載中の『臆病者と花あらし』もタイトルを決定するのに一年かかっています。

 

 

そもそもタイトルの決め方ですが、私の場合はタイトルを決めてから物語を考えています。

プロットも設定も何も決まっていない白紙の状態から、とりあえず語呂がよさそうでキャッチ―なタイトルをつくり、そのタイトルにこじつける形で物語を作っていきます。

 

 

『臆病者と花あらし』の場合……

 

「おくびょうもの」って言葉を使ってタイトルを作りたいなあ→そういえば花屋のお兄さんの受けってなんかエロいなあ……花屋……「はなあらし」とか語呂がいいゾ使ってみるか→「おくびょうものとはなあらし」ってかなりいい感じじゃない!?(ここまでで半年)→いいタイトルができたからいい作品にしてあげたいし、いい物語ができるまでこのタイトルは寝かせておこう……(半年経過)→どこを漢字にしてひらがなにしよう……「臆病者と花嵐」はしぶすぎるし、「臆病者とはなあらし」はなんか目が滑るし、「おくびょうものと花嵐」はなんかダサいし、「臆病者と花あらし」で完璧では!?(ここまでで一か月)→プロット決まらねえ……(プロットで一か月)

 

という流れで出来ました(笑)

 

 

ちなみにタイトルを考えるときに、個人的な私のこだわりとして、「私の好みのタイトルであること」と「製本して本屋で他の本と共に背表紙でズラッと並べられたときに、すぐに見つけることのできるタイトル」があります。

 

「私の好みのタイトル」っていうのはそのままの意味でして、時間をかけて書く小説だから自分が好きになれるタイトルじゃないとモチベーションあがらないよね!って意味です。キャッチーさを大切にはしたいけど、キャッチ―さを追求するあまり自分の好みからは外れないようにしています。

 

そして「製本して本屋で他の本と共に背表紙でズラッと並べられたときに、すぐに見つけることのできるタイトル」っていうのは、たくさんの作品のタイトルが並ぶなかで目に留まりやすいタイトルをつけるということです。画数のバランスが良かったり、個性的だったり。ちなみに本屋に私の本が並ぶ予定はないです(笑)

 

 

そんなわけでやたらタイトルに苦しんでいる私ですが、出来上がったタイトルは全部お気に入りです。

同人誌のタイトルがそのまま印字されてる段ボールも堂々と実家に置いておくくらいにお気に入りです。

 

それでは!