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驚愕

新が乳首を吸い上げる度、ちゅっ、ちゅく、と濡れた音が響き、それに合わせるように身体がビクビクと跳ねる。 「あ……っ、や、だ…も、そこ……っ!」 「乳首だけでイきそう…?足、ずっともじもじしてる。下も脱がすね。腰、少し上げて。」 下着ごと靴下まで脱がされて、冷たいシーツの感触に思考が少し戻る。 目の前には、愛おしそうに…けれど明らかに欲情した目で自分を見下ろす新の綺麗な顔。 裸を見られるのなんて、男同士で今更恥ずかしがる事もないのに、それが好きな相手となると話が別になるらしい。 「俺、だけ……ズルい。」 「ん?なに…?」 ふい、と顔を横に向け、消え入りそうな声で呟いた遥翔に、優しく頬に口付けながら聞き返す。 「お前も、脱げよ…。」 「……ん。」 新が服を脱ぐのを見ているのがなんだか恥ずかしくて、遥翔は横を向いたまま待った。 「お待たせ。」 「……っ!」 再び馬乗りの体勢になった新の裸に、遥翔は息を呑んだ。 「ハル……?」 遥翔は上半身を起こすと、吸い寄せられるように新の胸に手を当てる。 「すげぇ……キレイ。」 腕も、胸も、適度に筋肉がついていて、腹筋も、うっすら割れて線が入っている。 遥翔は筋肉が付きにくい体質らしく、鍛えてもなかなかここまでの筋肉が付かないのがコンプレックスだった。 「ずっとジムに行けてないからだいぶ筋肉落ちちゃったけど…。」 「いや、これくらいがいい!俺マッチョ好きじゃないし!」 「そう?ハルが気に入ってくれたなら嬉しい。じゃあこれをキープしようかな。」 「つか、いつの間にこんな身体になってたんだよ…。俺が最後に見た時はもっとヒョロッとしてたのに。」 「最後って…、確か中学の水泳の授業でしょ?そりゃ身体も変わるよ。」 新は昔から線が細くて、性格も良く言えば穏やか、悪く言えばぼんやりしているせいで、よく同級生の男子から『おとこおんな』とからかわれた。 その度、遥翔達幼馴染が新を庇っていたのだが、当の本人はそんな事全く気にせずのほほんとしていた。 小学校の高学年になった頃から、線が細いまま身長だけがグングン伸びて、母親の静流から『もやしっ子』と笑われていた。 「ジムとか、行ってんだ…。」 「通い始めたのは今の会社に就職してからだよ。意外と体力いるからね。」 「俺も、行こっかなぁ…。」 ちゃんとプロのトレーナーについてもらえば、もしかしたら筋肉が付くかもしれない。 (いいなぁ、この身体…。マジで俺の理想。) 「……あの……ハル……?」 「ん?」 「そんなに触られると、我慢、出来なくなる…。」 「え、あ……。」 無意識に新の身体をペタペタと触ってしまっていたらしく、遥翔は慌てて手を引っ込めた。 と、同時に下半身に熱いものを感じ、反射的に目を向けると、そこには自分の物よりだいぶ大きく質量のある熱が触れていた。 「……!」 「ホントはすぐにでもハルの中に入れたいけど、初めてだもんね…?でも、ちょっとヤバいから、一回出して、いい……?」 「………。」 予想していたよりずっと大きなソレに、遥翔は心の中で怯えていた。 (嘘だろ…こんなデカいの、入るワケねぇ。) 「……ハル?あれ?えっと……初めて、でいいんだよ、ね…?まさか、向こうで誰かとしたの!?」 「はぁ!?初めてだよ!!お前以外の誰かとなんて考えた事もねぇよ!お前のがデカ過ぎるからビビッてんだよ!!」 「なんだ、ビックリしたぁ。大丈夫、ちゃんと解すから。ハルを傷つけたりしないから安心して。……ね、初めてはこれで一緒にイこ?」 「なに……あ…っ!」 遥翔の返事に顔をへにゃ、とさせて笑うと、新は自分のと遥翔のを右手で包み込むようにして握る。 「ちょ、新、なに……っ?」 新の熱がダイレクトに伝わり、思わず腰を引く。 「逃げないで。大丈夫、一緒に気持ち良くなろ……。」 「あら……んぅ」

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