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3ターン目

「………はっ!!」 慌てて体を起こすと、キースの姿は何処にも無く、体の痛みもない。 「また、夢……なのか?」 明るい朝日、小鳥達の囀ずり。 そうだよな……キースがあんな事するわけないよな。 不思議な気分で起き上がり、仕事へ向かう準備を始める。 朝食を用意して、いつもの様にニュースボックスを立ち上げ王国内のニュースが流した。 『風の月16日、本日の天気は晴れ。カスタスク地方に現れた魔獣ゴルゾーラカウの行方は未だ不明、近隣住人の方はお気をつけ下さい。尚、ゴルゾーラカウによる人的被害は今のところ出ておりません。次のニュースです…………』 ……………。 最初に感じた違和感はこれだ。 風の月16日、このニュースを聞くのは三度目だ……。 夢……?にしてはおかしい。 同じ夢を見続けているのか……? 『君は呪いに囚われた……これから先の地獄を君は一人で立ち向かわなければならない……』 カイル団長の言葉が頭を掠めた。 『100回廻るか、1日を終えるか……』 まさか、これが呪い……? 『恐ろしく、厭らしい呪いだ……』 来客を告げるブザーがなった。 ドアコールのボードで恐る恐る外の様子を見る……キース。 「リム、一緒に登城しよう」 廻る……廻る………このドアを開けると……またキースに襲われる……? キースに襲われた光景と痛みが甦る。 「…あ…嫌だ……やだっ!!」 俺は寝室へ逃げ込み布団をかぶる。 嫌だ、嫌だ、嫌だ!! 「リム!?リム!どうした!!何かあったのか!?」 ドンドンとドアを叩く音とガチャガチャとドアを開けようとする音が響いている。 あっちへ行ってくれ!!来るな!!来るな!! ガキンッ!! 何かが破壊された音がして、 「リム!何処だ!?大丈夫か!?」 ドカドカ足音が部屋へ上がり込んで来た。 「やだッ!来るな!出ていけっ!!」 布団にくるまり、結界を展開する。 「リム……落ち着け……何があったんだ?」 本当に心配そうなキースの声。 ガタガタ震える体を布団の上から抱き締められた。 やはり俺程度の魔法ではキースには簡単に破られる。 「落ち着くんだ。何があった?俺に話してくれないか……?」 優しい声、優しい手。 キースは何も覚えていないのか? 俺だけが……時間に囚われているのか? なら……あの時と今の違いは何だ? 何故、今はいつも通りのキースなんだ? 「リム?顔を見せてくれないか?」 ぐるぐると思いを巡らせているうちに、布団を下ろされた。 キースの心配そうな瞳と目が合う。 その瞳に、疑ってしまった事を申し訳なく思った…が……キースの瞳に……炎の様な影が揺らいだのを見た。 まさか………っ!? 慌てて逃げ出そうとした体を背後からベッドに押さえつけられた。 「何で逃げるの?俺の考えてる事……気付いちゃった?」 「くそっ!!炎っ!!」 手のひらに炎を起こし、後ろ手に投げてみるがやっぱり当たらない……というより当たる前に握り潰された。 「離せっ!離せよっ!!」 無我夢中で暴れるが、力も違うし体格差で押さえ込まれる。 「俺に向けて攻撃してくるなんて……そんなに俺が嫌か?」 ズボンを下ろされて、腰を持ち上げられた。 「キース……止めて……いや………」 キースにやられた痛みが体を震わせる。 「リム……何をされるかわかるんだ……あの純粋だったリムが……もしかして、もう誰かにやられたの?」 お前だっ!!とはいえない。 廻っているのは俺だけの様だし、火に油は注ぎたくない。 「カイル団長か?」 「ひっ!!」 ピタリとキースのモノが孔に宛がわれる。 「リムは俺のモノだっ!!」 ずんっ!!と鈍い衝撃と共に切り裂かれるような痛みが脳天を突き刺した。 「いああぁぁぁっっっ!!!!」 付き入れられたモノを休む間もなくズチャズチャと激しく打ち付けてくる。 腸が裏返るのではないかという程引き摺られる。 「ぐっ…ぉが……あぁ……ひ……」 鉄の棒の様なキースのモノが俺の中をズタズタに引き裂いていく。 前回よりも荒々しい動きに、あれでも手加減されていたのかと、思い知らされた。 「く……はぁ………ぁひ………」 ガツンガツンと杭を打ち込まれている様な衝撃が響く。 「リム!!誰にも渡さない!!お前は俺の物だ!俺の物だぁ!!」 まだ奥まで行くのか……この男は天井知らずか? 突き破られそうな激痛が腹の中をかき混ぜている。 「やめっ!壊れる!!壊れちゃうよ!!あぁうっ!!」 「壊れちまえ……壊れたら俺が一生面倒見てやる」 何でだよ………何で……? 何でキースはいきなりおかしくなった? 激痛に歯を食い縛り、考える。 「そろそろっ!!イキそうだ!中にたっぷり出してやる!」 小刻みに速いピッチで腰を打ち付けられて、ガクガクと体が揺さぶられ考えが纏まらない。 「あっ、あっ、あっ、ああぁっ!!」 最後とばかりに深く強く打ち込まれ、ドクドクと熱いモノが注ぎ込まれる。 こんなことを……あと97回……耐えられない。 キースを覗き見るとその瞳には炎の揺らぎを宿している。 ………そうだ……目を会わせた時………。 頭の中は真っ白く塗りつぶされた。

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