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4ターン目

「………………」 明るい朝日が射し込んでいる……。 ニュースボックスを立ち上げる。 『風の月16日、本日の天気は晴れ。カスタスク地方に現れた魔獣ゴルゾーラカウの行方は未だ不明………』 全ての音を消して、気配を消した。 犯されるとリセットされる様だ……。 どこからどこまでが1日なのかわからないが、外に出ずに一人でいればやり過ごせる筈。 来客のブザー……キースだろう。 気付くな……気付かないでくれ……。 祈るように願った。 キースは騎士だ。 少しの気配でも立てれば気付かれる。 ドクン、ドクンと心臓の音が煩い……気付かれてしまうじゃないか……。 ……………。 ………………………………。 どれ程たっただろうか………。 遠くに始業の時間を伝える、鐘の音が聞こえる。 さすがにキースももう立ち去っただろう。 大きく息を吐いて、体の力を抜いた。 キースが悪いわけではない、きっと呪いの力。 キースは俺の呪いに巻き込まれただけ。 ……そう言い聞かせても、それでもキースが怖い。 『忘れないで……俺はお前が好きだ。待っているから、戻って来てくれ』 団長………。 1番最初にあなたが優しく抱いてくれたのだけが唯一の救い。 あなたに会いたい。あなたの側へ行きたい。 団長、この呪いを乗り越えたら……誉めてくれますか? 団長の暖かい手で頭を撫でてもらう事を想像して、このままここで隠れていれば大丈夫……そう安心しきって……緊張の糸が切れたように眠りに落ちた。 この時の俺は、呪いをなめていた。 「………………ム」 「………きて、リム」 誰かに呼ばれている……。 ふわふわと意識が浮上していく……。 「起きて?大丈夫か?リム」 ぼんやりした頭で目を開くと、魔導士団のジョイ先輩が心配そうに俺を見下ろしている。 「……何で先輩が……ここに……?」 はっ!と意識が覚醒した。 しまったと思ったが、もう遅い。 目を合わせてしまった。 先輩の目にキースと同じ様に炎の影が揺らぐ。 「リム、真面目な君が無断欠勤なんて、何かあったのかと団長が心配してな……俺が様子見に来たんだが……反応が無いから管理人に鍵を借りたんだが……」 ワナワナと唇が震える……。 冷たい指先で布団を握りしめた。 「成る程……今日の君は……見ていると、とてつもなく食べてしまいたくなる……」 「………っ!!雷撃!!」 雷を発生させるが、先輩に敵う筈もなく、先輩の出現させた岩壁に全て吸収され、逆に反撃される。 蔓草が腕を絡めとり、拘束され……魔封じも施されているのか魔力が集まらない。 「何があったか知らないが……今日の君では表に出るのは危険だろうね……男を狂わせる匂いがする」 長めの銀髪から覗くグレーの瞳が妖しく揺らめいて……先輩の手がシャツのボタンに掛かる。 「リム……そんな怯えた顔は男を煽るだけだよ……」 首筋に舌を這わされ、ボタンを外され全開になったシャツから覗く胸を手が撫で回す。 「先輩……やめ……ん!」 舌が乳首を転がす様に舐められ、逆の乳首を指でクニクニと摘まれた。 「あ……あぁ……」 ゾクゾクと、チリチリとして、くすぐったい様な気持ち良い様な…… 「可愛いね……リム。感度が良いんだ、そんな顔して……」 吸ったり、甘噛みしたり好きな様に乳首を弄り回した先輩の手が下半身に伸びてきた。 ズボンを剥ぎ取られ、先輩からの快感に勃ち上がったモノを握り込まれた。 「もう……こんなに溢れてる……気持ち良いの?」 俺の先から溢れた汁で先輩の手がぬるぬると動いて高められていく……。 「あぁ……せ……んぱ…い………いや……」 足も蔓草に捕らわれて、先輩に全てを晒して……… 「ふはぁっ!?」 先輩の熱い口内に包まれた。 ジュポジュポとわざとらしい音を立てて先輩の頭が上下に動いて、散々高められたソレは、既に限界が近い。 「いや!先輩……離してっ!いくっ……いっちゃうから!!離して……離して……はっ、ああぁぁぁ……」 呆気なく先輩の口の中へと吐き出してしまった。 にやつまと笑った先輩は、ポケットから小瓶を取り出すと、ヌルヌルした中身を俺の孔へ塗り込んだ。 何でそんなものを持っているのか……?と疑問に思ったが、女遊びの激しい先輩の事だ……きっとそれ用に常備しているのだろう。 潤滑剤の力を借りて、抵抗なく入ってきた先輩の指は円を描く様に俺の中を解きほぐしていく……。 「あ……あ……うん…あぁ……んん」 ゆっくりと、寄せては退いていく波の様にゆったりとした先輩の指の動き……。 キースの激しすぎる強姦の後の、先輩の柔らかな恋人の様な行為を無理矢理ではあるが……俺は享受してしまった。 「リム……俺の指、二本も飲み込んでる……ほら分かる?こんなに柔らかくなった……」 指でくぱっと孔を広げられ、顔が熱くなる。 そんな俺を見て楽しそうに笑うと、唇を重ねてきた。 わずかに苦い味が広がる……自分の味なんて知りたくなかった。 「んん……んぅ……んはっ」 口内を動き回る舌に身を任せているうちに、ヌルンと先輩のモノが入ってきた。 「あぁ……あ…あ」 念入りに解されたせいか抵抗なく入り込んだ先輩のモノはゆっくりと内壁を刺激していく。 こんなに丁寧にやられたら……愛されている気がしてしまうだろう……。 「あぁ、あ…あ…あ…はん……」 馴れた動きで先輩は、俺の中の快感を呼び起こしていく……。 強く反応した場所を見逃さずに集中的に刺激されて、 「先輩……あぁ!そこばっか…やぁっ!!ああぁぁっ!!」 二度目の射精を促された時、俺の中でも先輩のモノが絶頂を迎えた。 本当にどこまでイヤらしい呪いだ……。 絶対逃げ切ってやる……姿の見えない、呪いという力に恨みを込めた。 俺の自我を保たせるための優しい嘘だっただけかもしれないが……逃げ切って……カイル団長と幸せになりたい……。 そんな夢を心に強く思い浮かべ、真っ白な世界の中……目を閉じた。
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