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6ターン目

朝、起きて急いで職場へ向かった。 途中キースとも顔を合わせたが、やはり人前では何も起こらないようだ。 相手が記憶に無いところだけは助かった。 演習が始まる前に団長に話をしに詰め所へ向かった。 上司達の詰め所には常に何人かはいるので二人きりの状況は無いだろう。 「カイル団長……申し訳ありません。体調が優れず本日の演習はお休みさせて頂けませんでしょうか……」 団長……ひどく……久しぶりな気がする。 優しげな顔が曇り、 「どうした?医務室で休むか?」 「ご心配頂き、ありがとうございます。皆にこれ以上の遅れを取るわけには参りません。図書館で自主学習させて頂けたらと……」 カイル団長が身を乗り出した。 「図書館?でも……ヤーロックは……「団長!魔獣の件で……」 話しは途中で遮られたが演習の不参加は許可は取った。 普段であれば、理由を探してでも団長の側へいたいと思うけど、一緒にいると何が起こるかわからない。 俺を呼び止めようとして、他の団員に止められている団長を残してその足で図書館へ向かった。 探しているのは呪い返しの魔法。 団長が直ぐに呪いを解けないほどの呪い。 強力な呪い返しの方法を漁った。 一通りメモを取ると、戻ろうと立ち上がった時、司書のヤーロックに呼び止められた。 「リム君。少し良いかな?」 良くない。 今はほとんどの人が演習へ参加しているので、図書館に人の姿はない。 「すみません、団長にすぐ戻るように言われているので……」 目を合わさないように横を通りすぎ様とすると腕を掴まれる。 「こんな機会はめったに無いんだ……少しだけで良いから話をさせてくれ」 おかしい。 目は合わせてない筈だ。 それとも条件が違ったのか? 「リム君……いつも君を見ていた……勉強熱心な君の真面目な姿勢がとても好きだ……俺と付き合ってくれ」 ……呪い……だよな? それとも、呪いと関係無く告白を受けているのか? 目を見ればわかるが……もし呪いで無ければ、目を合わせた瞬間に呪いを発動させることになる。 「すみません……俺、好きな人がいるので……ごめんなさい」 踵を返し立ち去ろうとした体を抱き上げられて、机の上に押し倒された。 「カイル団長かい?知ってる……君は嬉しそうに彼の姿を目で追っていたからね……全部知ってるよ……君の事なら何でも……」 俺を見下ろす眼鏡の奥の瞳に炎の影は無かったが……ゆらゆらと炎の影が燃え始めた。 手足をばたつかせ抵抗しつつ、先程読んだ呪い返しの魔術を思い出しながら、頭の中で術式組み立てていく。 「リム君……思った通り……何てキレイな肌なんだ……手のひらに吸い付くようだ……」 体中をなで回されて、悪寒が走る。 集中しろ……もう少しで……出来たっ!! 手のひらに組み立てた術式を集中させて……。 「反射(リフレクト)!!」 ………………………。 ……何も起こらない……失敗……だ。 ガッと手首を掴み上げられる。 「……何をしようとした……?俺を拒絶するのか?」 ギリギリと手首が締まる……。 「くっ……ほの……ぉ……」 炎を出そうとして止める。 こんなところで炎を出したら大惨事になってしまう……。 「氷…「魔封じ」 ヤーロックの言葉と共に机の上に魔法陣が現れた。 「なっ!?」 「この日の為に用意してたんだ……ここは君の指定席だからね……ずっと君が罠に掛かるのを待ってた……」 ガチャリと音がして、手に拘束具を嵌められ、机の足に繋がれた。 「何するんだ!!離せっ!!」 拘束具を外そうとガシャガシャと揺らすがはずれるわけも無く、魔法陣の所為で魔法も使えない。 「可愛いね……まるで……俺に捧げられた生け贄みたいだ……」 ヤーロックは机に乗り上げて来ると腰を持ち上げ、前屈させられて……。 「ひやぁっ!!あ、や、やぁあっ!!」 お尻に顔を埋められて窄まりを舌でベロベロと舐められ……舌が孔を押して入ってくる。 くすぐったいし、気持ち悪いしで涙が滲み出てくる。 「いやぁ……も…ぉ…やめ……」 力を込めすぎて、滅多に使わない腹筋が痛い。 「駄目だよ?よぉく解しておかないと……痛いのはリム君なんだから……丹念に舐めてあげたから、ほら……」 ジュポンと指が埋め込まれていった。 「こんなにスムーズに入った……!!」 ジュポジュポと激しく抜き差しされて、体が跳ねるが、押さえつけられて逃げられない。 腰を高く持ち上げられているので俺からも、ヤーロックが俺の孔を舐める姿も、指が出入りする様も、右手と左手の人差し指で左右に伸び広げられているのも見えてしまう。 恥辱に目を背けると、ヤーロックは立ち上がり取り出した自身のモノを宛てがい。 ズドンッ!と真上から突き落としてきた。 「ひああぁぁぁっ!!!」 ヤーロックの言葉通り、丹念に解されたので切れてはなさそうだが、ズンッ!ズンッ!と重い衝撃が背骨を伝う。 「あっあっあっ!!激しっ……優し…て……」 無理な体勢で体も軋む。 「リムの……リムのアナル……最高だよ……やっと…やっと手に入れた!!」 うっとりとした目でヤーロックは狂った様に腰を振り続ける。 「どこか……邪魔の来ない場所に閉じ込めて、ずっと可愛がってあげるからね……死ぬまで犯し続けて上げるよぉ……はは……ははははははっ!!!!!」 遠慮のない突きと目の前の真面目な司書の狂った姿に、呆然と自分の孔を出入りしているモノを見つめていた……。 ヤーロックの動きが止まり、中でビクンとヤーロックのモノが振るえた。 すっかり馴れてしまった……熱いモノの感触……。 余韻に浸る間もなく、ヤーロックは再び律動を始め、ゴプゴプッと出し入れの度に白濁が溢れるのを見ながら……意識は白く薄れていった。

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