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チョコレート地獄 II

直ぐに戻ってきた俊の手には、 まさかなと予想した通りラックが握られ、勿論そこには二本の大きさの違いがはっきりわかる陰茎(ペニス)がチョコの艶と匂いを放って立てられている。 えらく笠が張り見事な弓型のカーブを見せつけるようなそれと、 真っ直ぐで普通だったら恥ずかしくないほどの大きさなのにそれのそばに有ると酷く見劣りする俺のアレ…… 「 愛してるよ、ヒロ……」 と言いながら俊は横臥する俺の横でその弓なりの血管の怒張まで浮いたチョコの塊に避妊具のゴムをつける。 「 なに、なにするんだよ 」 焦って問いかける俺に、しっかりとXLのゴムを根元まで被せると、 酷く楽しそうに笑う。 「 なにって、これでやる事は一つしかないでしょ…… 思う存分味わってもらうよ。 俺の、愛、を 」 そう恐ろしいセリフを吐くと、 俊が逝った後の吐精した精液が滲み出す下の口に、 自分のペニス型のチョコを容赦なくねじり込んだ。 本物より冷たく硬質なものがまたもや坑道を容赦なく進んでくる。 今しがた逝った場所を簡単に見つけた雄芯は模造だとわかっているのに、気持ちよすぎた。 不満は直ぐに喘ぎ声に変わる。悔しいけど昂ぶる身体には逆らえない。 「 バカ!バカ!バカ!」 真っ赤になって抗議する俺の口元に本物の方の猛ったペニスと、俺のエレガントサイズのチョコペニスを並べて、 「 ほら、上の口はこれを味わって、 両方うまくしゃぶってくれよ。 チョコでまぶしたペニスなんて滅多に味わえないぞ 」 と腰を前後に振りながらチョコのペニスで俺のほほを軽くペッティングする。 「 ほらほら、お口を開けて 」 口いっぱいにチョコのビターな味が広がり、表面が溶け始めるその隙間を狙って自分の立派なペニスを押し込もうとする俊と、両方いっぺんは無理と抗う俺。 その攻防の間に、口中に広がるチョコレートの甘美なとろけ具合が本物のしなるような硬さの肉棒に絡みつき、 でかいチョコバナナを舐めているような…… 先走りのしょっぱい味が甘味の中に妙なスパイスになっている。 だが忘れちゃいけない。 お尻の入り口から押し込んだ模造品の方は腸内の温度にもかかわらずまだその強靭な硬さで俺の前立腺やカウパー腺を存分に愉しませる。

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