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初めての時間 #4 side Y
いよいよ......その時が来た...
いよいよ......冬真の中に......
俺達はやっと...一つになるんだ......
しかし...
丹念にそこを解しながら、何度も考える...
冬真のこの細い腰と小さい尻で...大丈夫なんだろうか...
そう思いながらも......俺はもう止まれない......
「冬真......お前の中に...入っても良い......?」
「...うん......」
「入るよ......気分が悪くなったら、すぐに言えよ...」
「うん......あっ......」
冬真の中に少しづつ入っていく。あれだけ解したのにも関わらず、中はとてもキツかった。
「冬真......指の時みたいに...もう少し...リラックスして...」
「うん......あん......はぁ......」
「そう......上手だよ......」
「はぁ...ん...ん...葉祐......」
「うん......?」
「う...嬉し......い...」
冬真の言葉に、俺は胸がいっぱいになり、涙が出そうになった。それから徐々に、冬真の中に押し進んだ。全てが冬真の中に収まった時、
「あっ...ああああっ......」
冬真は大きく仰け反り、俺はその喉元に食らいついた。
「ああああん...」
冬真は切なそうに啼いた。それから、
「葉祐......」
「うん......?」
「やっと......一つに......なれた...ね......」
穏やかに微笑みながら言った。その微笑みは...独特のオーラを発していて、とても神々しく感じた。涙が自分の意思とは関係なく溢れ出した。
俺は冬真を抱き起こし、繋がったまま向かい合った。
「うん......冬真...見て......俺達...繋がってるよ......やっと......一つになれた......」
「...うん......一つに...なれた...だけど...葉祐......笑って......葉祐......泣かないで......葉祐が笑ってくれないと......俺......笑い方......忘れちゃうから......」
冬真は微笑みながら俺の涙を拭い、俺の髪を梳いた。その姿はあまりにも美しく、あまりにも妖艶だった。
それは...俺の理性を完全に崩壊させるのに、十分だった。
冬真を再度倒し、俺は自分の本能のまま動いた。部屋中に水音と激しく体がぶつかる音が響いた。俺は冬真の中を解した時に見つけた、冬真が啼き声を上げる場所を集中して突き、攻めた。
「あっ...ああああん...葉祐......」
「冬真......好き...だ...好き...愛してる......」
「ああん...葉祐......大好き......はぁ...ん...俺も......愛して......あん..ああああっ......」
俺は絶頂を迎えそうになり、更に激しく突いた。
「冬真...俺......もう......」
「はっはっ......俺...も......」
ほどなく、冬真が先に2度目の欲望を吐き出し、それを追うように、俺は冬真の中に、自分の欲望を吐き出した......
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