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第11話 side K

アナ、アナ。アナル、なんて言ってる場合じゃない! ケツだ、ケツん中に硬いものが突っ込まれて息が詰まった。 硬いものってもちろん宗二のなんだけど、ありえないくらい苦しいし痛い。 「ッイ……っ……ぁ」 むちゃくちゃケツ穴拡げられて、宗二のが挿ってくる。 つか、宗二っ!! 「おまっ……デカい……っ」 生々しく形を感じる硬さ。 「褒めてもらえて光栄ー」 「ほ、めて、ねぇっ」 普通にデカイのムカつくし、今はデカすぎてそのせいでむっちゃ苦しいからムカつく! 「そのうちヨクなるって」 「なるか……ひっ、あ」 痛い痛いなんで俺宗二に突っ込まれてんだよ!!! さっきまで気持ちいいだけだったはずなのに―――って思った瞬間、その気持ちよさに襲われた。 痛みに混ざる快感。 見下したら美千が、 「僕も頑張るね……っ、ん」 なんて言って俺のぎゅうぎゅう締め付けてくると腰を動かしだした。 美千のナカの熱さと狭さになえかけてた俺のが復活する。 やっぱ気持ちいい。 けどその逆もあって、どっちつかずの身体。 「京くん、全部挿った、ぜ?」 グン、と腰を後ろから打ちつけられて身体が強張った。 掠れた宗二の声が聞こえてくるけど頭に入ってこない。 必死で息吸い込むことしかできないでいると宗二のが抜けていくのがわかった。 同時に俺のも美千のナカから少し出て。 んで、また挿ってくる。 俺のもまた挿っていく。 「ひ、ぁ、っあ」 頭ん中がこんがらがる。 なんで俺さっき脱童貞したのに、ケツ穴も脱処女してんだよ?! 一瞬疑問が沸いたけどぐちゅぐちゅ聴こえてくる水音と前と後ろ両方からくる刺激に目の前が真っ白になる。 「前立腺ここだったよな?」 「っあ、そ、宗二っ」 宗二の硬いものの先っぽで散々弄られてた前立腺擦られる。 痛い苦しいのにやっぱなんかびりびり来る。 「あー……京、お前ン中、さいこーだわ」 背中に重みがのしかかってきて耳元で宗二に囁かれた。 普段聴いたことない低くって妙に甘いっていうかなんか色気のある声。 ぞくぞくとむず痒いような感覚が背筋を走った。 「アッ……ん……っ」 「京、お前すっげえ体験してるってわかってるか?」 「は……、っ……?」 何がって訊こうとしたけどその前に宗二のが出てってまた突き刺さる。 同時に俺のも美千のナカを宗二の動きよりも二倍の速さくらいに出て挿ってく。 美千、腰押し付けすぎっ。 全部搾り取られそうなくらい狭い美千のナカに擦られてケツ穴の痛さもほんの少しだけまぎれるような気がしないでもない。 「童貞だったくせに美千のアナルに突っ込んで、お前のアナルに俺の突っ込まれてるんだぜ?」 そんなん知ってるわ、宗二のボケ!! って言いたかった。 けど、 「……サンドイッチ……っ、きもち、いー?」 美千が下から言ってくる。 「サン……? っん、なに……っう」 サンドイッチってなに。 「サンドイッチっていうのは今の京太の状態だよ。 突っ込む快感と、突っ込まれる快感。 両方味わえてお得だろ? って後から宗二に囁かれた。 「ッ、突っ込まれ……っ、痛い……っ!」 突っ込むだけならむちゃくちゃ気持ちよかったけど、突っ込まれんのは別にいい! 俺が息も絶え絶えに言えば、 「っひ、ァ!!」 前立腺を小刻みに擦られて深く宗二のが突いてくる。 「ほんとーに言ってンの、京。ココ、気持ちいいだろ。だいぶほぐれてきたし、もっとヨクなろうぜ? みっちゃん、タイミングあわせろよ?」 「ん……」 宗二が言って、美千が頷いて。 ……な、なんのタイミングだよ!!?? さっきまでのピッカピカのチェリーだった俺には理解不能! ただ汗が流れ落ちるのを感じてたら美千が腰動かして俺のがちょっと抜けて、その瞬間宗二が後ろから突いてきて、その反動でまた俺のがハマって。 「……っあ、……あ、んっ」 それがリズムよく何回も何回も繰り返される。 ケツのナカ擦られて、ケツのナカ擦ってって。 それだけだけど、それだけなのに、俺の頭のナカはもう真っ白状態で、気がつけば宗二の律動に合わせて俺も腰動かして、前と後ろからの快感を必死で貪っていた。

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