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第10話

夕陽side ゆっくり目を開くと、そこは知らない部屋で、目の前には綺麗な稔さんの寝顔…。身体はベタベタしてないし、お風呂に入れてくれたみたい このベット、ふかふかだ…。気持ちぃ…。やることは終わったから、お部屋もどりたい…。 「おせわになりました…。ばいばい」 寝ているうちに部屋を出て、自分のお部屋に帰った。稔さんの部屋は、ちょうどいい温度になっていたけど、自分の部屋はちょっと寒い…。 エアコンをつけて、ちょっとだけお部屋を温める…。学校に行く支度もしないと…。 「まだ、じかん、ある…。ごはん、たべる…」 寝起きでぼんやりしてる…。火傷しないように気をつけないと…。また怪我しちゃう。 寝起きで料理すると、大抵、怪我をするから、いつも以上に気をつけないといけない。と思いながら、僕は手を火傷しまった…。えーっと、包帯どこだっけ……。 ガサガサと包帯を探して歩いていると、火傷で弱くなった皮膚に何かが当たって、切れてしまった…。あわわっ…… 「どこ〜?包帯どこ〜?」 そんな風に包帯を探して歩いていると、床が血で汚れてしまっていた……。痛みは、感じにくい体になってるからどうでもいい。汚しちゃうのはダメだよね……。 ん〜、この辺に……。あ、あった! 包帯をクルクル巻いて、いらないタオルを持ってきて、床を掃除した。気づくと時間が経ってて、学校に遅れちゃう…!急がないと……。 バタバタ準備をして寮の部屋を出たのだった

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