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第26話
夕陽side
あれから僕は、体調を崩し気味になって、二週間で病弱なイメージを持たれてしまった…。
二週間の内、6回も保健室に行っていたら仕方ないかもしれないかもだけど…。僕、こんなに弱くなかったんだけどなぁ…。
「夕陽くん…。最近、行為をしたのはいつですか?もし、してないのならした方がいいよ…」
「……あの日、からしてない…。稔さんに会ってくる……」
「はい。それでは、そこまで送りましょう」
「ううん、一人で行くの」
先生にばいばいして、稔さんのところに行ってみた。するとすぐに気づいてくれて、僕の近くに寄ってきてくれた。
「あの、稔さん……。行為したいです…」
「はい。では夜に部屋へ来てください」
「うん」
そう言われたから、教室に戻ろうとしたんだけど……。途中で気持ち悪くなっちゃったから、先生に電話をかけて迎えに来てもらった…。
あまりにも僕が倒れるから連絡先を交換したのだ。先生はすぐに来てくれて、今日はゆっくり休むようにって寮に帰されちゃった……。
「ゆっくり休むこと。いいですね?」
「うん。分かったの」
「いい子…。寝るまでは側にいますね」
「おやすみなさい……」
「はい、おやすみなさい」
先生が僕のお腹をポンポンってするから、すぐに眠たくなってきて寝ちゃった……。
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