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第34話
夕陽side
リョウさんと学校を休んでベットの上にいた。動けない僕のことを世話してくれた…。
本当なら面倒な事だからと、世話をしなくてもいいのに……。リョウさんお世話好きなの?
「何考えてるんだ?」
「リョウさん、おせわ、すきなの…?」
「いや、好きでは無いが…?それがどうかしたのか?…あ、そうだ。おかゆ作ったが食えるか冷めると美味く無いしな…」
「たべる……。おなかすいたの、さっきね……ぐうぅっ……っていったの…」
やっぱりお世話好きなんじゃ無いのかな…。
ご飯まで作って出してくれたもん…。おかゆには、卵が入ってて、ごまも入ってた…。
「ほら、あーん」
「あー……んっ、……もっ、もっ…ゴクッ……おいしいのっ!これ、おいしいのっ!!」
「そうか、良かった。それ食べたらお風呂に入ろう。疲れを取るにはそれが一番だ」
「…うん、わかったの」
一人で入るの大変そうだけど、頑張らないといけないなぁ…。って思ってたら、リョウさんも一緒に入るからと、お世話してくれた…。
なんだか申し訳なくなってきちゃった…。お世話されたことなんて今までなかったから…。
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