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第37話

冷夏side 俺の家は、モデルと服屋の家系だった。元は服屋らしいが、モデルが居なかったからモデルもやってたら売れちゃったって感じらしい…。 だから、モデルの間ではちょっと不人気……。 幼い頃から服を沢山見ているからか、服を見る目良かった。それに、デザインをするのも好きで、俺自身は服屋を継ぎたいと思っている。 「ねぇ、ふくかいちょーさんっ!寮の鍵何処かに落としちゃったんですけど〜、一晩泊めてくれませんか〜?」 「嫌です。貴方のような下半身の緩い者を入れて部屋を汚されたくありませんので。それに貴方のことを泊めてくれる人は沢山いるんじゃないですか?」 髪を水色に染めたのは、気まぐれだった。でも家族には似合うねと言われて俺自身も気にったからそのまま学校に入学した。校則が緩かったって言うのもあったけど…。 「ふくかいちょーさんの部屋に泊まりたいのっおねが〜いっ!汚さないからー!!今日だけ泊めてくださいっ!!」 「……はぁ…。風邪を引かれても迷惑です。入りなさい。ただし、ベットは貸しませんので、ソファーで寝てください」 「わぁ〜いっ!!ありがと〜!!」 髪の色のせいか、いろんな人が俺と体の関係を持ちたがった…。それがとても嫌だったから、チャラ男を演じて、なんとなくみんなの誘いを断ってた。 上に二人兄がいるから、甘えるのは好きだけど、人に甘えられるのは苦手…。兄は二人ともモデルをしてる。 「わーいっ!こんな、きれーなへや初めて見るー!!ふくかいちょーさん凄いねっ!!!」

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