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第50話

夕陽side お昼ご飯を食べ終わると、眠たくなってきてきちゃった…。でも、授業があるし、寝ちゃダメだよね…。 「眠たい?」 「……うん」 「寝ていいよ。昨日寝れなかったんじゃない?目の下にクマが出来てる。鐘がなったら起こすぞ。それでいいか?」 「ありがと、なの…」 昨日の夜は、何が怖いのかわからないけど、 すっごく怖くなっちゃって眠れなかった…。 そのせいで、すっごく眠たい…。ぼんやりしてたのに、リョウさんがポンポンしてくるから、すぐに眠ってしまった…。 「…んっ……んぅ………」 「可愛いな。見てよこの顔」 「本当ですね。すごく無垢な顔です…」 「うん。すっごく可愛い…。俺も弟欲しかったなぁ〜」 なんて、僕が寝てる間にそんな話がされていたのなんて、全く知らなかった…。

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