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第51話

冷夏side みんなでお昼を食べていらけど、みんな、ゆうっちの事が気になって仕方ないみたい。 小さいお口でもぐもぐしてるの可愛い…。 末っ子だからいつも甘やかされて育ったけど、弟欲しかったんだよなぁ…。 ご飯を食べ終わると眠くなったのか眠ってしまった。本当に小さい子供そのものみたい…。 「あんまり見るなよ」 「いいじゃないですか、減るもんじゃないですし。見てくださいよ、この可愛い寝顔。天使… 弟に欲しかったなぁ……」 「はいはい、それより稔。今日は、体調大丈夫か?仕事キツイなら休んでいいぞ」 「大丈夫です」 え?稔さん体調悪かったの?ちゃんと見てたつもりだけどいつもと変わらない気がする。 「体調悪いんですか?保健室まで送ります?」 「ただの風邪だから大丈夫です」 「一応、行っときましょ?熱あったら、稔さんが辛い思いするでしょ?」 半ば無理矢理、保健室に連れていった。熱を、測ってみると39.5度…。早退だな。心配すぎるから一緒に早退させてもらえないかな…。 「うん。早退ですね。君も一緒に行きたいって顔してますよ。彼一人では無理しそうですし、上手く理由つけておきます。彼に付き添ってあげてください」 「先生、ありがとっ、ございます」 先生の配慮のおかげで一緒に早退することができた。稔さんの看病してあげなきゃ……。 それに、こんなに無理する前にちゃんと気づいてあげたいし、もっと頼ってもらいたいなぁって思った。

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