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第86話

夕陽side 熱が完全に下がり体調もだいぶよくなった。 リョウさんと一緒に水族館に行く日。とても楽しみだった。靴擦れが起きないように履き慣れた靴を履いて準備万端! 「じゅんび、できたの!」 「そうか、なら行くか」 「うんっ!」 初めて乗る電車。迷子にならないように、リョウさんと手を繋いで乗る。人がいっぱいいて、びっくりした。 リョウさんも電車にはあまり乗らないようで、何処か緊張しているような気がする。それがなんだか不安でさっきから心臓がドキドキいってる。なんとかついて、電車から降りて改札を通ると、切符が出てこなくてたわたわした。 「あー、それ、出て来なくていいやつだから。早く来い。後ろの人が困ってる」 「う、うん」 「ほら行くぞ」 リョウさんと手を繋いで少し歩くと、水族館の建物が見えてくる。楽しみだなぁ! まずはチケットを買わないといけないみたい。今日は、春くんが、少しお小遣いくれたから、自分でちゃんと買うんだぁ〜! 「チケット、かうの!」 「春に貰ったのか?」 「うんっ!春くんが、おこずかい、くれたの!むだずかいは、ダメって言ってたの!」 「そうか、ならそれで春にお土産か、自分のに使え。チケットは俺が払うから」 「…ん、わかったの!」 リョウさんがチケットを買ってくれて、それを持っていくと、中に入れた。初めての場所にドキドキする!ワクワクで早く見に行きたいけど逸れちゃうといけないから、手を繋いで二人で一緒に回るんだぁ〜!

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