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第3話サヨナラのはじまり~prat1~
あの日の一件からかなりの月日が流れた
あの日の日以来依琉登はあまり笑わなくなった
皆はそんな依琉登を元気つけようとある計画をたてたのだった
「キャンプ?皆で?」
「うん、前からね計画してたんだけどほら最近用事とかで出来なかったからこの連休でやろうって話しになってね。だから、兄さんもどう?」
「うん良いよキャンプ楽しみだな」
依琉登は皆の好意に甘えた
“皆、僕を元気つけようとしてくれてるんだあの日の事はもう忘れよう。”
あの日以来依琉登はずっとあの日の事を頭から離れられなかった
そんな事をつかぬ間あっという間に皆と約束したキャンプの日が来た
― 当 日 ―
「ついに来たぁ~!!」
「騒ぎすぎだよ亜瑠」
「だっって楽しみだったんだもん」
亜瑠斗は依琉登に笑顔を見せた
「さぁて皆準備しよ兄さんはあそこの川で待ってて。」
「分かったあそこに居るから終わったら言ってね」
そう言って依琉登は川へと向かった
“ここは落ち着くなぁ何も考えずに済むな来て良かった”
「月人兄さん呼びに行ってもらってもいい?」
「分かった呼んでくる。」
月人は依琉登のいる方へと向かう
「依琉登君準備できたからもう良いよって亜瑠斗言ってるから行こっか」
「うんありがとう今行くよ」
依琉登と月人は亜瑠斗達のもとへと行った
※※※※※※
“今日は皆といて楽しかったなぁ、こんなに誰かと居て楽しかったのは久しぶりだなぁ”
依琉登は今日の事を思い出す
『あぁ美味かったなぁ、あっ!皆で川遊びしね?』
『なんで高校生にもなって川遊びすんだよ』
『別に良いじゃん!』
『川遊び良いと思うよ楽しそう。』
依琉登は笑う
『やっぱ依琉登は分かってくれると思った。』
『兄さんが言うなら皆でやろうよ』
その後皆で川遊びをしてその日は楽しい1日となった
「楽しかったねまた、皆でバーベキューしようよ!ねっ~兄さん」
「・・・・・・」
依琉登は楽しかったのかぐっすりと寝ていた
「楽しかったんだね良かった。」
「良かったじゃんお兄さん元気になって」
「うん誘って良かったありがとう皆」
“やっぱり・・・でも、ありがとう皆もう僕は大丈夫だからね”
依琉登は少し前に起きていたのだった
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