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第221話*
「――ん……」
体中にチリチリと電流が走る。
「寝てる僕を見て、襲いたくなっちゃったの?」
「ちっ、違っ」
「嬉しいよ?修介の方が、僕よりも大分エッチだっていうのが分かったよ」
「そんなんじゃ、なくてっ……」
「もう無理。抱いてもいい?」
景は上半身を起こすとそのまま反対側へと倒れて、今度は俺がベッドに組み敷かれて見下ろされる体勢になった。
「修介の家でするのは、初めてだね」
俺の上に跨って馬乗りになった景は、律儀にもシルバーリングとネックレスを外してテーブルの上に置く。
フフッと不敵な笑みを浮かべると、俺の耳に舌を入れて、飽きもせず首筋を甘噛みしてくる。
「ん……ッ」
「修介。僕、ずっと我慢してたんだ。会えない間、早く触れたくてしょうがなかったよ。修介も同じだったみたいで嬉しい……でもきっと僕の方が、修介の思ってる以上に重症だよ。さっきの続き。君にちゃんと、分からせてあげる」
Tシャツをめくられて、胸の突起を指先で弾いたと思ったら、そのまま景は濡れた舌先をそこに押し付けた。
「――んぁッ!」
「ここ、前も思ったけどすごく可愛いよ。ぷっくりしてて、ピンク色で。ずっと弄ってられる」
舌先でチロチロと舐めたと思ったら、口に含みながら少し歯を立てたりしていて、全く予測出来ない行動に翻弄されてしまう。
俺は震える手で景の肩に手を置いて抵抗してみた。
「だから、そんなとこ、いじんないで……ってば……っ」
「気持ちいい?」
フルフルと頭を左右に振る。
本当は全身に甘い疼きが広がって、体の中心が勃ちあがり始めてるくらい気持ちいいけど、恥ずかしくて嘘をついた。
景は目を細めて俺を見下す。
「あ、そう。じゃ、気持ちよくなるまで弄ってあげる」
景は片方の乳首は指でこね回しながら、片方の乳首を丹念に唾液で濡らす。
かと思ったら今度は逆の乳首も口に含んで、さっき濡らされた方の乳首を爪の先でこする。
俺は快感に我慢できずに、おねだりするように背中を仰け反らせて、景の唇に胸を押し付けた。目の前が霞んでくる。
「まだ、気持ちよくない?」
「……き、もち、いっ……!」
喘ぎそうになるから、震える手の甲で口を塞ぐ。
「正直に言わないと、こうやっていじめちゃうよ?」
「……意地悪」
息も体温も上がってくる。
この行為も二回目とはいえ、やっぱりドキドキは抑えられない。
心臓がバクバクと早鐘を打っている。
キスをされながら、景の体が少し左に移動したと思うと、ふいに一番熱くなっている箇所を布越しにツツ、と撫でられた。
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