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第432話*

「ん、ん――」 スルスルと奥までそれが入ってくる。 景の言う通り、景のソレに比べたら細いからすんなり入ってしまうけど、どんな形かも分からないからちょっと怖い。 ソレは全部埋め込まれてたみたいで、異物感に少しだけ額に汗が滲む。 「ちょ……な、に、してんねん……」 「その格好、すごく卑猥で淫らだね。あ、苦しくない?」 「ちょっと、苦し……」 「そう、じゃあすぐに気持ち良くしてあげるから」 「えっ……」 抜いてくれるのかと思ったのも束の間、途端に俺の中で激しく振動を始めたソレに心構えなんて出来てなくて。 前立腺を刺激して、内側の壁をズリズリと動くソレに耐えられずに、呆気なくイッてしまった。 「ふぁっ、あっ、あっ!」 多分シーツの上に染みを作ってるけど、ローター(であろう物)が執拗に刺激し続けてくるから、お構い無しに撒き散らしてしまう。 「あ、も、ダメっ……止めてっ……!」 「あ、もうイッちゃった。ごめんね、刺激強すぎた?」 視界が奪われているから余計に敏感になって、五感が研ぎ澄まされていく。 白濁の液を出し切った後でも、お尻が疼いて股間が疼いてどうしようもなくって、枕をギュッと握りしめた。 「今日、ここに来れて良かったね。修介の家だったらこんなに大胆な事出来ないもんね」 俺とテンションが違いすぎる景はしみじみと呟いているから、はっ倒してやりたくなる。 でも今は脳が蕩けて何も考えられない。 腰を引いたり力を込めてしまうと、また前立腺に届いてしまうから下手に動かない事にした。 そうした事に見抜いたのか、景は少し意地悪く言う。 「あれ、もしかしてもう一度イきそう?遠慮せずに思いきり乱れてもいいんだよ」 場所がどうこうでは無く、やっぱり景の目の前で自分の変態な部分をさらけ出すのは恥ずかしい。 まだ辛うじて残る理性で気持ちを押し留めていたら、急に片方の乳首を摘まれた。 「ぁんっ!」 「修介、お尻に入ってるこれ、実はまだ弱なんだ。少しだけ強くするね」 「えっ、う、嘘やっ……あぁぁっ!」 今までの刺激は何だったのってくらい、違いすぎる振動をお尻から直に感じて、体を激しく仰け反らせた。 手も動かせないし、体勢を変えてみようにもローターが邪魔しているし、もう本当にどうしたらいいのか訳が分からなくて、とにかく声を出しながら耐えた。 両足を大きく割りながら、つま先をぎゅっと突っ張る。 「やだっやだっ、景っ外して……っ!これっ全部外して……っ!」 「んー?どうしようかなぁ。もう一度上手にイけたら考えてみようかな」 ……やっぱり、一緒に住むの止めようか。 毎日こんな変態プレイに付き合わされる羽目になるかもしれないし。

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