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第433話*

「あ、あ……もっ、ホンマに無理っ!!」 「何言ってるの。まだちゃんとイってないでしょ。気にしないで出しちゃいなよ」 やっぱりテンションが違いすぎる景に、ローターの突っ込まれたお尻をぺちぺちと叩かれる。 目に巻かれた紐に、涙が吸い込まれていく。 やだ、やだこんなの。 恥ずかしいし。 でも、気持ちいい。 羞恥と快楽が交互にやって来て、またローターの強さをさらに[強]にされて振動の仕方が変わった時、それは起こった。 お腹の奥が疼いてしょうがなくて、尿意に似た感覚がゾワゾワと湧き上がってきたのだ。 これはまずい。 こんな事、許されるわけはない。 そう思うけど、激しい刺激に耐えられなくて。 「あっ、景っ!やっヤバい……かもっ……!」 「脚ガクガクしちゃってるよ。イきそう?」 「いっ、イくっていうかっ……あっ、あっ!」 出さないようにお腹の奥に力を込めていたけど、振動に耐えきれずについに我慢の限界が来て、鈴口から液体を出してしまった。 止めたくても、途中で止める事も出来ない。 「あっ、あ……おねがっ……見ないで」 ぴゅ、ぴゅっとすべてを出し切った後、景はようやく俺の尻からローターを引き抜き、俺の手の拘束や目隠しも外してくれた。 でも、なかなか目を開ける事が出来ない。 大好きな人の目の前で、まさかお漏らしだなんて。 いくら変態の景だって、人のお漏らししてる姿なんか見たく無いだろう。 きっとドン引きされた。 顔を手で覆って上半身を左右に振っていたら、景に横でふふっと笑われた。 「それ、何の踊り?」 「景、ごめん。もう……俺、死にたい」 「どうして?とっても上手に潮吹きしてたのに」 「へ、し、しお?」 聞き慣れない言葉にふっと瞼を持ち上げる。 すると、赤銅色のシーツに透明な液体が点々と付着していた。 いつもの白っぽい液体とは少し違うようだ。 俺はワナワナと体を震わせる。 「しっ……潮吹きって、女の子だけしか出来ないもんやと思ってた……!」 「もしかして、初めての体験?やっぱり目隠しは取っておくべきだったな。ちゃんと修介自身に見せてあげたかった。綺麗だったよ。……でも」 景は持っていたローターを、ベッドの隅にポイと投げつける。 そして乱暴に口付けをしてから背後から抱きしめ、俺の脚を大きく割って膝の上に跨らせた。

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