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第7話

俺の家に遊びに来た彼女。 しばらくリビングでテレビを見た後、俺の部屋に案内した。 「晶クン……」 そう言って、そっと俺にすり寄る彼女。 俺は、戸惑いながらも彼女を抱き寄せ、ベットに向かう。 何度かキスはした。 全て、彼女からではあるが。 今日は両親と兄妹がいないことも伝えてある。 だから、そういうことになるんだろうなと思って、準備もしている。 ベットの端に座ると、 「晶クン」 いつものように彼女からのキス。 俺は、そのまま彼女をベットに倒した。 いよいよか……。 付き合って5ヶ月。 こんな雰囲気になったことは、何度かあった。 けど、お互い初めてだし、彼女を大切にしたいと思って、先延ばしにしてきた。 そう、初めての可愛い彼女を大切にしたいから……。 いや、違う。それは、噓だ。

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