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第67話(R-18)
『寺島……』
毎日聞く彼の声を、耳元に蘇らせ、
『寺島……』
毎日見る彼の姿を、瞼の裏に投影させ、
「……っく…雅実」
右手を動かす。
『……気持ちい?』
純粋な瞳で俺を見つめる彼。
「ま……さ、み……ンッ…」
『……口でしようか?』
視線を落とせば、妖しく艶めかせた舌がチロリと見える。
「ハッ……」
『なぁ、寺島?』
彼は、その舌を這わせて自身の唇を潤すと、ゆっくりとかがみ、俺のモノに顔を近づける。
そして、俺の先をペロリとひと舐め。
「ンッ!」
俺は、右手の親指で先を擽る。
『寺島の、入るかな?』
そう言って、彼はいきなり俺のモノを咥え顔を上下させる。
「ンンッ…」
俺は親指を元の位置に戻し、右手を勢いよく上下させる。
グチュジュジュ……。
一心不乱に頭を上下させる彼。
「……まッ…さ…み…」
切羽詰まりながら彼の名前を呼ぶと、俺のを咥えながらも、純粋なままの彼の瞳と目が合い……。
「アッ………クッ!」
俺は、慌てて近く置いてあった、ティッシュを取った。
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