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第77話

「団体優勝と、エース寺島の優勝を祝して……」 「「「「カンパーーーイ!!」」」」 手ごろな食べ放題の店で、団体メンバーと数人の部員での祝勝会。 先に注いだ飲み物で乾杯後、各自、料理が並んでいるところへ散っていった。 試合後、何とか彼と会うことが出来た。 またしても、雅人の声で彼との時間は終わったが、彼らはあの後どこかでお茶でもするようで。 雅人は、それに誘ってくれたようだったが……。 「寺島先輩、取りにいかないんっスか?」 皿にこれでもかと料理をのせた後輩が、まだ取りに行ってない俺に声をかけてきた。 「早く行かないと、肉系なくなりますよ!」 ニコニコ笑いながら、ムシャムシャ食う後輩。 「……ハァ」 何で俺、こんな所にいるんだろう。 俺のため息に、不思議そうに俺を見る後輩。 ただ、不思議そうに見ながらも、手と口は止めない。 「……ハァ」 ホント、何で後輩(オマエ)の瞳に俺が写ってんだよ!

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