137 / 140

チラリと?!夏祭り 第11話(R-18)

一度味わってしまえば最後だった。 ――ぺろ、ぺろっ……ぺろ―― 「っも、寺、島……や、やめろって!!」 無理だよ、雅実。 ――ぺろ、ぺろ……ちゅっ……ちゅっ―― だって、 ――ちゅっ……ちゅっ、ぺろ―― 「…ック」 美味しいのはもちろんだけど、 ――ちゅっ……ちゅっむ―― 「ンンッ」 雅実のそんな顔みたら、 ――ちゅっ……ちゅぅぅぅっ―― 「イッ!」 止まらないよ。 俺は、思うままに雅実の脚を愛でた。 舐めてはキスをし、キスをしては舐め。 時には甘嚙みし、時には吸い上げる。 はじめは(すね)脹脛(ふくらはぎ)辺りだった愛撫も、今は内腿(うちもも)に到達していた。 ――ちゅっ、ちゅぅぅぅっ―― 俺は両膝立ちになり、雅実の右足を左肩に乗せている。 片や雅実の左足は、俺の右腕で抑え込み、その右手で左腿(ひだりもも)を撫でる。 「……っ、てら、じまっ…」 抵抗を見せていた雅実も、完全に下半身を捕られた状態ではなすすべもなく。 脚が感じやすいのか、快感に肩を震わせている。 夏祭り、浴衣、花火、夜、公園……。 非日常が、いつもと違う雅実が、いつもと違うシチュエーションが、全てが興奮材料になっていた。 「ちょっ、ちょっと待て、寺島!!」 再び抵抗をみせる雅実。 何故なら、俺の右手が雅実の下着に侵入したからだ。 「だ、ダメだっ!!こ、これ以上はっ!!」 声を荒げそうになる雅実だが、を握られていてはどうしようもできない。 ――ちゅっ、ちゅぅ……ぺろっ―― ――クチュ…………クチュ…………―― 俺は内腿(うちもも)への愛撫を続けながら、雅実のモノをゆるりと扱き始める。 脚の愛撫に感じていた雅実のモノは、すでにかるく起っており、すぐにぬめりを帯びた。 俺は目線を上げて、雅実を見る。 「こ、こん、ッンな……ッ、そ…とで…」 そこには、目を閉じ、呼吸を乱し、理と悦の間で葛藤している雅実がいた。 ――ゴクリ…―― 唾を飲み込むと同時に、俺は雅実を見つめたまま右手の動きを速める。 ――グチュ、ジュッジュッ、ギチュジュッ……―― 「ア、ッ……ンッ……だ、ダメッ……だッ」 グッと雅実が目をつぶった瞬間。 「………へぇ?」 俺は右手の動きを止めた。 雅実の口からも、妙な声が出た。 それもそうだ。 もうそこまできていた絶頂が、何故か突然止められたのだから。 扱くのを止め、雅実の下着から濡れた右手を抜き取った俺は、ゆっくりと立ち上がる。 そして、ベンチに座る雅実を見下ろす。 上半身はしっかりと合わさっている浴衣も、帯びより下は完全に着崩れている。 ガバリと開かれた雅実の脚には、所々に俺が付けた印が散らばる。 「……てらじま?」 少し惚けた顔で俺を見上げる雅実。 「雅実………、俺も限界」

ともだちにシェアしよう!