138 / 140
チラリと?!夏祭り 第12話(R-18)
「ッ……ハァ……ンッ……」
「ハァ…ハァ………ま、まさみッ……」
雅実の痴態に我慢できなくなった俺は、
――パン、パン、パン、パン……――
雅実の腿 を借り、
――パン、パン、パン、パン……――
いわゆる素股という行為におよんでいた。
公園には俺達の後は誰も来ず、花火中盤で先客であったカップルも姿を消し、全く人気 がなくなっていた。
とはいえ、今更ながらこのまま明け透けに事におよぶのは流石にまずいと思い、雅実の乱れた浴衣を軽く整え、ベンチから立ち上がらせると、近くの茂みに引っ張り込んだ。
元々この公園は雑木林の中にある。
そこらここら、見えない場所だらけだ。
雅実を引っ張り込んだ俺は、すぐさま雅実を抱き寄せ唇を塞いだ。
渇望していた食感に、俺の理性は完全に欲望に負けた。
「ん…ちゅ、んっ…て、あ…ま、んんくっ」
他方、渦巻いていた熱がひいたのか、理性を取り戻した雅実は、突然の俺の行動に戸惑っていた。
何とか俺と話しをしたかったのだろう、傍若無人に動く俺の舌から逃れようと必死だった。
「逃げっんっ……なっ……ま、さみ……ちゅ、んん…」
高身長の雅実だが、俺よりは小さい。
しかも、体格は明らか俺の方がデカい。
どんなに体を使って離れようとしても、俺にとっては痛くも痒くもなかった。
俺はそのまま、さっきの続きを再開。
軽く合わせていた雅実の浴衣に右手を忍び込ませ、一気に下着を下した。
「ンンッ!?」
雅実が驚きの声をあげるも、俺の口がそれを吸い込んだ。
理性の欠片も残っていなかった俺は、すぐにズボンから自分のモノを取り出し、すでに濡れている雅実のモノとあわせた。
「ちょっ、て、てらっ!!」
「ちゅっ……"俺も限界"って、言ったろ?」
当てられた俺のモノが臨戦状態だったことに、雅実はかなり動揺したようだった。
抵抗も忘れ、辺りをきょろきょろ見回したかと思えば、"何で何で"とあわあわ口を動かしていた。
そこから展開は速かった。
動揺で理性を失った雅実を快楽に落とすのは簡単で、あのときと同じように俺のモノと一緒に扱き上げ、カリカリと先を弄れば、すぐに腰をカクカクと動かし、"クッ"っと詰めるように喉を鳴らして俺の手にたっぷりと熱を吐き出した。
そして俺は、程よく力の抜けた雅実を、
「…雅実、後ろの木に両手ついて」
甘く優しく誘導した。
まだ快楽の余韻が残る雅実は、俺に言われるがまま、ぎこちなく後ろを向いて木に両手を添えた。
俺の意図も分からずに。
「てら、じま?」
不安そうな声で俺に方に振り向いた雅実。
後ろ姿はそこまで着崩れているようには見えないが、これが前からだと、合わせは開きそこから欲に濡れた雅実のモノがチラチラと見えている……。
――ゴクッ――
生唾を飲み込み、ほくそ笑んだ。
俺は一歩二歩と雅実に近づき、ピタリと背後にくっつくと、雅実の浴衣の裾を掴みガバリと持ち上げ、結われた帯に挟んだ。
「なっ!?」
下半身が丸出しになった雅実は驚き体勢を変えようとしたが、時すでに遅し。
俺は雅実の腿 の間に自分のモノを素早く滑り込ませ、腿 の横に両手を這わせグッと寄せて自分のモノをしっかりと挟み込ませたのだった。
――パン、パン、パン、パン……――
「ンッンッ……ハァッ……」
「くちゅ……雅実、きも、ち…い?」
一定のスピードで腰を動かしながら、雅実の耳たぶを堪能する。
「…アッ……っうん…ン」
コクッと首を縦に振るも、緩い刺激がもどかしいのか、雅実は腰を捩 る。
その仕草が、聖人君主のような雅実も、気持ちイイコトに弱いただの男子高校生なんだと思わせ、俺を安心させる。
でも、もっと気持ちイイコトに溺れて欲しくて俺は、
――パンッ、パンッ――
「ンッ?!」
「もっと、ンッ、強くした方がいい?…ッ…それとも」
少し強めに腰を打ちつけたり、
――パンッパンッパンッ……――
「クッ!!」
「速い方が、い?」
腰を速く動かして、雅実を追い詰める。
「は、速ぁい、のが……て、らじまっ、は、やくっ、ふぅ…」
振り向いた雅実の顔は、想像以上に溺れていた。
――ゴクッ――
「りょ!…じゃッ、雅実もしっかりッ、股、しめてねッ!」
ともだちにシェアしよう!