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第14話

電話で相談して日を決めた。 金曜日仕事終わりにそのまま悠斗さんのマンションに行った。以前に会った時に鍵をくれたのだ。土曜日市役所に行って必要な書類を提出して免許センターに行って変更をした。日曜日に業者さんによる搬入作業をしてもらった。これで生活が、出来るようになった。 悠斗さんと決めたとこと悠斗さんが、1人で決めた事もある。 夕飯は作れる方が作る。片付けは作って貰った方が。 外で食べる時はできるだけ早く連絡する。 夜は同じベッドで寝る 言いたい事はきちんと相手に伝えよ が、ルールだ。 番になれば匂いで分かることもあるらしい。稜來情報。 勤め先にも書類を出した。 翌日には、名札の名前が、乾に変わった。 看護師の1人が「先生の苗字どっかのイケメンCEOと一緒ですよね?雑誌で見たことあります。それも女性誌だったかな」 「そうだと言えば?」 「外来の子が、来たっていつだったか言ってました。」 今日は、外来。担当の日僕がここに勤め出してからみている患者さんの中には先生おめでとうございます。って言う患者さんと僕の左手薬指に光るプラチナの指輪を見て残念そうな顔をする人が何人かいた。 それからしばらく普通に過ごした。 朝から調子悪いと思いながら出勤した。僕がオメガって事を知りながら良くしてくれるαの外科医が、いる。「早く帰れよ匂いする」って言っているのは、まだ番になってないだけで愛する異性のオメガが、いるからか僕とも良くしてくれているのかも知れない。 外来だけ頑張って早退した。 悠斗さんの携帯にメッセージを残した。 発情期もう来そうなので早退してきました。待ってます。 まだ洗濯してない悠斗さんの衣類に付いている匂いが良かった。まだ帰ってきてない。悠斗さん早く帰ってきてと思いながら始まってしまった発情期に耐える。 その頃の悠斗は、秘書の稜來に「森くんが、発情期きそうで家にいるから早く帰りたい。」と言い定時までは頑張った。「1週間のシュケジュールは、調整致しますので森さんの傍に居てあげて下さい。何かがあれば私から連絡致しますので大丈夫です。」と言ってくれた。

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