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離れられない体

「待って……ゆっくり…あっ、あっ!!」 宗方が一心不乱に腰を振る。 まるで獣の様なセックス。 初め、意外に楽勝だと思っていた宗方のモノが腰を振る度に俺の中で太く大きくなっていく。 「あっあっあっ!!」 激しく与えられる快感に、俺のモノは情けなく先走りを飛ばす。 男同士のセックスってこんなに気持ち良いの? お尻ってこんなに感じるもん? 女の子とも経験は無いけれど……不思議なぐらい俺はヨガって宗方を求めた。 「音羽っ!!」 ギュッと抱き締められた瞬間、宗方のモノがボンッと大きく膨らみ、その刺激に俺は射精を促された。 「あ…はぁ……ぅ……はぁぁ…ぁ……」 俺の中でも宗方の熱いモノがじわりじわりと広がっていった……。 「音羽……ごめんね……」 大きな手のひらが、汗でベトベトの俺の顔を包み込む。 ごめんねと言うわりに、その顔は嬉しそう。 「俺達……どうなったの……?」 宗方にしがみつく腕はまるで獣みたい。 こんなのありえない……。 「取りあえず……見回りが来て見つかったら面倒だし…隠れられそうな場所に移動しよう」 そういうが、宗方は俺の中から出ようとしない。 自ら腰を動かして離れよとしたけれど……。 「ぬ…抜けない……」 何かにロックを掛けられた様に外れない。 無理やりひっぱると……。 「いっ!イダダッ!!!」 穴が裂ける様な痛みに襲われた。 「無理しないで……何か……抜けないみたいなんだよね」 「どうすんだよ……こんなとこ誰かに見られたら……」 「大丈夫。今は近くに人の気配が無い……今のうちに隠れよう」 ひょいっと俺の体を抱き上げると、繋がったまま宗方は移動を始めた。 「待って!こんなんやだっ!!」 「ちょっとだけ……我慢して?」 宗方は上着を脱ぐと、俺の腰に巻き付け接合部は隠してくれた。 軽々と俺を片手で持ち上げて、ズボンや荷物を持つと宗方は廊下を歩き始めた。 確かに人の気配は感じないけど……。 だからと言って、こんな姿で悠々と歩く宗方は大物だ。 …………。 「音羽……耳元でそんな声を出されると困るんだけど……」 「だ…だって……んぁぁ…はん……」 宗方が歩く度に……振動が奥を刺激して、しかも何度も宗方のモノは精を吐き出しビルッと震え刺激を与えてくる。 「ん~ここで良いか……荷物いっぱい有って隠れられそうだな」 宗方が足を止めたのは『教材室』入った事は無いけれど、ドアのガラスから覗くと乱雑に物が積み上げられていた。 「鍵は……?」 ガゴンッ!! 鍵を諸ともせずに、宗方はドアを開き中へ足を踏み入れた。

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