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第2話
あれから3日。俺とあの人、レオルはメールでやり取りを続けた。
お互い忙しくて会って話す時間が取れなかったけど、今日、やっと二人とも休みが取れたので会うことになった。
場所は某有名ホテルのレストラン。何気にお高めなとこじゃん。あ、えーと襟シャツとー、タイとー、あー、パンツはこれでー、ジャケットはこれっしょ。
ドレスコードとかありそうでなさそうだから、引っかかりにくい無難なよそ行きスタイルを構築。
あ、抑制剤と特効薬、あー、避妊薬は持っていくだろ?あとあとー、財布に携帯、保険証と〜。
相手は運命の番だし、もしもがあるかもしれないから、念入りに持ち物チェック!!
カバンはブルーブラックのトートタイプを選んだ。
んー、番うなら一緒に住みたいし、その辺も詳しく話し合わなきゃな。
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って、もっと穏やかな第二対面を迎えたかった!!!!!!
「あぅっ♡ 強ぃっ、あっあっあっあっ、やっ、待って、待って、あかひゃっ、あかひゃんできぅとこっ!そこ、やべ、やっ!!!」
「ハァーーーーハァーーーー」
「あガッ!?やっ、なんか、コブでかくね!?ちょ、まっ!!あああぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」
バチュン バチュン バチュン
ゴリッ グチュッ ゴプッ…
頸、噛まれてる、やばい、あ、クルっ!!!
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