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第5話

発情期初日はさ、巣作りってやつをするんだけど、ちょー忙しいの!! まず俺は完成までレオルを寝室に入れない、それどころか出かけさせる。半ば無理矢理追い出した。 そしたら大急ぎで巣材をかき集めんの。今回はレオルの匂いがついた服と、ベットシーツ、タオル、クッション、枕を集めといた。 集めたら巣作りするんだけど、その前に寂しくなるから俺は着替え。番になってはじめての発情期でもちろん巣作りも初めて。そもそも巣作りって番がいないとやる必要ないしね。 そんでまあ、初めてなんだけど本能的にやり方もわかるし、必要なものもすぐ分かる。 だからまずは着替え! 洗面所に行って、カゴの中からレオルが今朝脱いだスウェットをとる。 身長が20cm弱違うからまあぶかぶかなんだけど、匂いが強くて安心する。 それ以上にクラクラするけどっ☆ そのまま寝室に戻って巣作り開始!まずはベッドの天蓋を装着、引っ越した時にベッドは天蓋付きの物にしたんだよねー。発情期中は狭い空間に2人きりでいたいじゃん? 天蓋をつけたら今度はヘッドボードの近くに枕とクッションを敷き詰める。どんな体位でも痛くないよ☆な構造! そんでそこを支点に楕円に近い巣を作っていく。こだわりとしては匂いが強いものを枕の近くと、足側の近くに置くこと!これ大事! それから色はベッドシーツや天蓋が黒だからなるべく白い物を集めた。見栄えも大事じゃん? 夢中になって巣を作り続け、気づけば昼を過ぎていた。 お腹が空いたのでテキトーにご飯を作って食べたあと、シャワーを浴び、もう一度レオルのスウェットを着て、レオルに電話をかけた。 「もしもし、レオル?何時ごろ帰ってこれる?」 《今すぐ飛んで帰るよ、セラ。あまり無理しないように、巣の中で休んでてくれ。》 「はぁい、レオルも気をつけて帰ってきてね?」 次回、華麗なるセックスライフだよ♡

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