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2.僕の従兄は茶髪で一重のフツメンリーマン(はぁと)③
「人の母親の写真を隠し持ってる様なワルイご主人様には、お仕置きにお注射してあげなくちゃね?」
「ひっ、く……それ、皐月く、設定ぐちゃぐちゃ……ひん゛っ!?」
ずぷっ! 皐月くんの細い指が、いきなり二本俺のナカに侵入してきたから濁った声をあげる。おまけにやっぱり的確に、皐月くんはさっさと俺の前立腺を突いては、焦らすようにその周りをぐちぐちスリスリと擦ってくる。
「それだけじゃないよ、柳さん」
「なぁっ……やぁ、焦らしちゃっ……ぅあ、ナカ、熱いっ」
「こんな夜に、あなたに下心があるような男に送ってもらっちゃって、本当に柳さん、悪いヒトだよね」
「あっ、ぁ、あぁv」
皐月くんは何事か言っているが、俺はもうそれ所じゃない。前立腺を突きそうでつかない皐月くんの指遣いに翻弄されてそれにばかり集中してしまって、ぎゅっと目を瞑って自身の両頬を抑えて耐えているばかり。話を聞かない俺にムッとしたらしい皐月くんは、片足を持ち上げて片手を俺に侵入させたまま、また上体を倒して身体をくっつけてきて、俺の乳首を舐り始めた。から、思わず両目を見開いて、皐月くんの女装姿を目に入れる。
「ぃあっ!? やっ、いやだっ、皐月くっ!? お尻弄りながらちくびっっ!?」
「ん? 感じすぎちゃう???」
「ちがっ……やっ、あ、ふああっっv んっvv」
「違うなら良いよね。柳さんの乳首、プックリ腫れて女の子みたいにピンク色、かぁわい、」
「あ、ちがわなっ、違わないからぁっv! やめっっ、ひんっv やめてぇっ!!?」
「……そう?」
「あっ」
懇願すると皐月くんがあっさりその身を離すから、実の所乳首が弱点な俺はホッとしたような残念なようなで名残惜しげな声を漏らす。皐月くんはそれには気がつかないふりで、今度は俺の片脚をまた限界まで持ち上げて、俺のアナルをくぱ、と二本の指で拡げて覗きこむ。
「入り口ヒクヒク痙攣して、ぱっくり開いた中はドピンク……女装した従弟に指で犯されて嬉しいの? やらしいね、」
「うっ、うう、それは皐月くんは毎日毎日おれのそこ、お、お尻をいじるからで、」
「お尻? 違うよね、柳さんのここはもうオンナノコ。ほら、ケツマンっていうんじゃない?」
「違うってば! あ、あぁ、開いて覗くの、もうやめてよっ!」
「どこを開いて覗いてるって?」
「ひぅ、え?」
「……お尻、じゃなくて、どこ?」
「……っ」
これは完全に、淫語を促されている。でも、きっと、言わないと止めてくれない。止めてくれた後に何が起こるか、間抜けな俺は考えもしない。だから促されるままに、皐月くんから目を逸らして、アナルをぐちっと開かれたままで、囁くように呟く。
「……お、俺の、ケツマン、開いて覗くの止めて……ひぐっっ!!?」
「かっわいいなぁもう、柳さん!!」
ぐちゅっ!! ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!! 言い終わったとたんに激しく指をピストンされる。足を一旦降ろしたら、皐月くんは上体を上の方に持ってきて、下は脱がされ上は捲りあげられた、ほとんど裸の俺に再びキスしてくる。勿論後ろはピストンしたまま。
「ふっvv んんぅっv ん゛ーっっ!!?」
「んっ……はっ、ハハ、柳さん、一回このままイかせてあげるね? んちゅ、」
「ぷぁっ……、あ、あ、やっ、やだっ、いやだぁっっv!? ゆびっ、ゆびじゃっっ、やぁあああっっ!!?」
「良いから、イきなよ、ほらっ、イっちゃえっv!!」
「あっ、ああああっ、イくっっ、いっちゃうっっ、中学生のメイドさんに指マンされてっっ、俺っ、お、大人なのにっっい゛っっ!!?」
どぴゅっっ!! ぴゅる……。最初は勢い良く、残りは慎ましやかに、俺の性器からザーメンが飛んで、ほとんど密着していた皐月くんのメイド服のスカートにべっとりとついてしまった。それをみて『あ』と、白々しく皐月くんがクスクス笑って言う。
「これ、今度の文化祭の衣装なのに……柳さん、可愛いミルクで汚しちゃったv」
「はっ、はー、はぁ……い、衣装……?」
「そ。今度の文化祭、女子に混ざって僕もメイド喫茶するんだ。見にきてくれる?」
「それは……別に、良いけど、って、あ!?」
「ん?」
と、とぼけた声を出している皐月くんはそちらもギンギンになって先走りまでこぼしている様の……随分我慢したんだろう、性器を俺の、足を持ち上げてアナルに宛がっている。から、俺は思わずぶるりと身体を震わせる。
「やっ……待って、いま、イったばっかで敏感、でぇっっ!!?vv」
「ふっ、んん? 何か言ったw?」
「あ゛っっ!? あぁーっっv さ、つきくん、の、おちんちっ……挿ってっっ!!?」
もう、無理矢理とは言わない。すんなりと、おれのお尻は皐月くんの太くて長い性器を受け入れる。なんせ指で犯されに犯されて、そこはどろどろぐちゃぐちゃなのだ。一旦最奥まで突かれて『ひぐっ』と声をあげて、今度は、最初された時には排泄に似た感覚だと思った行為……一気に先っぽまでずるずるっと抜かれる。それがたまらなくて『あ゛ーっv』と間抜けな声をあげる。
「ふふ、あんまり声あげると、伯父さん達に見つかっちゃうよ、柳さ、んっっ!!」
「あぐっっ!?」
言葉の最後に勢いをつけて、ずんっと最奥を突かれたと思ったらピストンが始まる。さっき萎えたばかりの俺の性器は早くも元気を取り戻している。皐月くんとの結合部分は、皐月くんが穿いたひらひらのスカートによって隠されている。だから俺の性器だけが丸見えで、皐月くんに突かれるたびに、空気にプルンプルンとゆれて先走りをぴゅるぴゅる飛ばして、大人の男が一人だけ裸でメイドさんに最奥を犯されて、馬鹿みたいだ。最初余裕ぶっていた皐月くんも、俺の絞まりに段々と歯を食いしばりはじめて、『あっv ああっvv ひんっv』とオンナノコみたいな声をあげている俺を愛しげに眺めては舌をなめずって、スパートをかける。
「イっ……くよ、ナカ出し、するよっっ?」
ズンッ、ズポッ、ズポッ、パチュっ、パチュ、バチュっっ!! 皐月くんの睾丸が、何度も俺の入り口にキスする。皐月くんの先端も、何度も俺の最奥にキスする。
「あっ、中出しっっ……うんっv うんっっvv 皐月くんっっ、俺ぇっ、ナカ、すきぃっっ!!?」
「はっ……このっ、淫乱リーマンっっvv くぅっっ!!?」
「ぃあっっv!!?」
どぷんっっ、ドクドクっ!! 本当に、いつものことだが俺は従弟にナカ出しされてしまった。しかも今日は、
(ああ、本当に……叔母さんそっくり、なのに、こんなこと……v)
背徳感から感じる快楽に、俺もぶるっと腰を震わせて、本日二度目の射精を、皐月くんの文化祭の衣装に向かって思いっきり放ってしまった。
***
疲労感から俺がベッドに沈み込んだ後、まだまだ元気な中学生の皐月くんが、私服に着替えて脱衣所で、膝をかかえて洗濯機の前に体育座りをしている。
「……柳さん、本当に母さんのこと、いいや」
やっぱり皐月くんは、独り言が多いのだ。洗濯中のメイド服がゴウンゴウンと音を立てている。
「それは過去のことだし、それよりもあの男……」
あの男、といえばまさしく本日俺を送ってくれた、イケメンサラリーマンの大輔しかいない、だろう。ギリ、と皐月くんは唇を噛んで、それからひとり妖しく笑った。
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