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6.アクマで鬼畜な麗しの従弟と冴えない俺の平日のお遊び②
「東雲くん?」
今度呼ばれたのは一方オフィス街の社内、デスクで取引先相手への文書を作っていた俺である。体内の玩具が急に強く振動し始めて、しかも一向に止むことのないその刺激に耐えに耐え、しかし数分経った所で完全に、前立腺への刺激で股間が勃起してしまった俺は、作業を中断してじっと、エヴァン○リオンでいうゲン○ウポーズのまま深刻気に俯いて静止していた。そこに仲の良い女子社員が、肩を叩いて声をかけてきたのだ。ビクッと肩を上げてしかし俯いたまま、俺は返事をする。
「な、ナニかな……?」
「東雲くん、具合でも悪いの? さっきから固まってるけど」
「い、いやぁ、な、なんていう、か……はっ、吐き気がすると言う、か、アハ」
「吐き気? 大丈夫? トイレまで付いてってあげようか?」
「おっ、女の子にそこまでさせられないってば! だ、いじょうぶ、少ししたら、きっと治まる、し」
「!! 東雲くん、顔真っ赤だよ!? 熱もあるんじゃ……、」
「あっv」
「えっ!?」
顔を上げられ涙を纏った表情で、俺は女子社員によって額に手を当てられる。その時思わず甘い声が漏れてしまったのだ。女子社員は色を帯びた俺の声にギョッとして、俺はと言うと失礼ながらバッと彼女の手を振り払いまた俯いて、いや机に突っ伏して、恥ずかしくて恥ずかしくて、股間の異変に気付かれたくなくて『ごめっ! なんでもない!!』と言い放ったから、野生のというか女性の勘で『これ以上構わない方が良い』と悟ってくれた彼女は『そ、そう?』といって自分の席に資料のコピーをもって戻っていった。
(皐月くん、な、ななななナニ考えて……やば、ナカ、きもちぃ)
今すぐトイレに行って抜いてしまいたいが、それにはまず立って歩かなくてはいけないのだ。『はぁっ……v』と悩ましげに、どうしようと息を吐いたところで会議から戻ってきた部長が俺の突っ伏している姿に気がついて、不味いことに声をかけて覗きこんできた。
「東雲くん、どうしたんだ?」
「ひぅっ」
おまけに優しげに、俺がまさに今震わせている腰と臀部の狭間あたりを、いつものようなセクハラでサスサスと撫ぜてきたから声が上がってしまった。一瞬社内がシン、として、部長もそれにはギョッとしたようで益々俺を覗き込み……俺の股間の膨らみに、気がついてしまったようであった。とはいえ部長も大人である。からかったり告発したりする事はせず、ねっとりとした笑みを浮かべて『しめた』とでも言いたげに、肩を抱いてきてゆっくりと、猫背をしている俺を立ち上がらせた。
「なんだ、東雲くん。キミ、具合が悪いんだね」
「そっ、そうなんです部長。東雲くん、吐き気がするみたいで、」
そう言ったのはさっきの女子で、フォローしてくれたつもりだろうが全然ありがたくなくて俺は顔を真っ赤にしてもう泣きそうだ。これ、完全にこれ、部長は俺をトイレに連れ込む気だ。しかも俺が、仕事中に勃起しているのを知った上で、である。白々しく部長は顎に手を当てて『ふむ、』と考え深げにする。
「それでは一度、吐いた方が楽だろう。私が付いていってあげるから、皆は心配せずにそれぞれの業務を続けるように」
「「「はい、」」」
皆の声がまちまちに揃って、俺はだから何にも言えずにただ甘く息を吐いて、部長にされるがままで一番近くの男子トイレに連れて行かれたのであった。
***
男子トイレに着くと部長は俺を個室に入れることもせず、小便器の脇にトン、と優しく背を付けさせたから俺は股間を庇おうとしたが、部長に両手首を掴まれて止められる。熱い息を吐いた部長が、細長い奥二重でじっと俺を見つめては『ふーむ?』と言って耳元に顔を寄せてくる。ローターは未だ起動したまま、俺のアナルはトロトロで、股間は完全に勃起してスーツの下を押し上げている。
「どういうことだ東雲くん。どうしてこんな、仕事中に私の前で発情なんかしてみせる?」
「はっ、発情なんて、ちがっ……ひあっv」
「だったらこれは?」
ズボンの上から握りこまれて、俺はやっぱり相手が部長だって言うのに甘い声をあげる。股間を握るために離された方の手で、口を塞いだがもう遅い。部長はもみもみと、固く勃ちあがった俺の性器を優しく揉みこんで、完全にその気だ。彼の細長い目から、彼の体全体から、雄の匂いがプンプンする。俺の体からはたぶん、雌の匂いが、きっと。
「仕事中にこんなに勃起させて……ん、この音は」
「あっ、駄目です部長っ!?」
ヴヴヴ、と微かな物音に、二人以外誰もいない静かなトイレで部長は気がついてしまったらしい。再び、今度は確信的に俺のお尻の割れ目に指を伝わせて、ぐいっとそれを押し込んでは、俺のアナルから何か異物……玩具の線が垂れていることを確認する。ギラっと部長の目が光って、彼は少しだけ笑い、今度は俺のスーツの下を、個室でもないって言うのに大胆に、ベルトを外して下着ごと下ろして来た。ずるんっ。
「っっ!!」
「ほう……これ、ローターじゃないか東雲くん」
ぷるん、と勃起した俺のお粗末な性器が露出したのに唾を飲んで、しかしそれよりも、更にその奥から出ているピンク色の紐をくいっと指に引っ掛けて引っ張ってくるから『っっv』と俺は口を塞ぐ。振動したそれが、前立腺に引っかかってイイトコロに当たったのだ。部長は『クク』と喉を鳴らして俺に問うてくる。
「キミ、やっぱり男がいるんだね? 最近の東雲くんからはそう言う匂いがプンプンしていたから、私だって解かってはいたけれど」
引っ張ったと思ったらぐち、と骨ばった指をトロトロに解れたアナルに突き刺してきたから『あ゛っv』と濁った声をあげる。逃げないと、でも、こんな格好で、股間を勃起させた状態でどうやって? 鈍い頭で考えるが、答えは出て来ないからされるがまま。ぐち、ぐちゅ、とナカのローターを押し込むように、手馴れた部長が俺のアナルを弄ってくる。
「あの男……鏑木さんと言ったね。こんなことをして遊ぶ悪い男はあいつかな?」
「……えっ? ぅあv」
「なんだ、それとも他にも男がいるのかい」
「っっ! ーーーっ、」
首を振る。それは『大輔ではない』と言う意味の首振りだったが部長は『他には男はいない』と言う意味にとったようだった。満足気に指を抜いては見せつけるように、甘露のようにそれを舐めて見せてきて、悪い笑みを浮かべる。浮かべたと思ったら、ローターはナカに入ったままで、前の、おれの性器をぎゅっと握ってごしゅごしゅと擦りあげてきた。そこは先走りに濡れて、滑りが良かったから円滑に、部長は俺を慰める。
「ぁっ、い、いやっv やだぁっv」
「そういう声はしていないようだけれど。というか東雲くん、こんな趣味の悪い悪戯をする男なんかよりも、私にしたらどうだ?」
「あ゛っっv あぁっっvv だめっ、だめですっ、ぶちょ、ぶちょぉ……v」
「東雲くん。私に擦られているペニスと、ローターを入れたアナル、どっちが気持ち良い?」
「ぁーっっv っち、どっちもv どっちもですv だめなんれすv 部長、ぶちょお、後ろ切ないですぅ、抜いて、抜いてくださいっv」
「抜いて、どうするの?」
「へっ……? ぅ゛あっv あv あv さきっぽらめっっ」
「抜いたら、塞がなきゃいけなくなるよね? 君のアナル、トロトロに蕩けてもう一瞬も我慢出来ないって感じだったよ、そうしたら私のを、」
「だめっ、だめですっっv 叱られちゃうからぁv ぁ、あ、あv」
「ふふ、射精しそうかい? だったら、君の精液は、」
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