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高鳴り

「アサト、俺もアサトに出逢えて本当に幸せだ、人間だから、獣人だから、そんな事は関係ない、アサトだから愛している」 そう囁かれた後、突き出た口の隙間から平たく長い舌が首筋を撫で上げる。 表面が少しザラザラしていて、温かくてしっとり濡れた感触はくすぐったいような気持ちいいような不思議な感覚が駆け巡る。 「ん、っ、でも、今シても、子どもは無理だよ?」 ちょっとからかうように聞いてみる。 ツガイにならなければ、発情期以外は子どもは出来ない。 「…俺は、アサトが欲しいんだ、今すぐ欲しい!」 箍が外れ興奮した獣は容易には止められない。 真っ直ぐに見つめられ、貪欲に求めてくる。 そんなラウにドキリと胸が鳴った。 さらに唇を細かく舐めて、口腔内まで侵入してくる舌…唾液まで啜り上げられる。 「んっ…は、ぁ…」 息を上げながら唇や首筋を何度も舐められ、ゾクっと震える快感が… 今までに見たことがないくらい獣的動作に少し驚くけれど、その動きは止まることはなく着衣もはぐられ、簡単に全て脱がされた。 首筋、胸元、臍と徐々に位置は下がり、中心を長い舌で包み込むように舐められ刺激されると、余裕などなくなる。 「ッハァ、ァっ…だめッ、…んぅ」 キツくなりすぎず、熱を持った舌に覆われ次第に大きくなるソコを繰り返し擦りあげられて堪らず甘い声が零れる。 「アサトっ」 そんな上擦った熱いコエに反応するように… いつもは綺麗な毛並みに隠れているラウの性器がオレを求めて次第に露わになってきた。 先が細く根元にいくごとに太くなる長く、濃いピンク色のヌメリある獣特有の生殖器。 それを愛しいと思って、触れたい気持ちになるけれど… 「ァっ、ラウ…!」 不意にグイッと両脚を掲げ上げられ、後ろの孔を舌で舐め上げられる。 「…っアサト」 前と後ろを交互に舐められ、じゅるじゅるグチュグチュと淫らな音が闇夜に響く。 「んっ、ァっそ、こ…、ァっ、あァ…!」 さらに細く長い舌が孔を広げるように侵入してきて…内側を舐められる初めての感覚に、ゾクゾクと背筋が震える。 股の隙間に見えるラウの頭に触れたくなって腕を伸ばし、その柔らかな耳に触れる。 「気持ちいいか?アサト…」 「ぅん、…ァあっ!」 瞳が重なり、優しく囁かれ…あられもない姿を晒しているのに抑えることができなくなっていて… 奥までズブズブに濡らされて、気持ちいい場所を何度も撫でられ、自分でもソコが解れてきたのが分かるくらい、発情期でもないのにラウの動きに過敏に反応してしまっている。 「ハァ、ハァ…アサト、挿れたいッ、もう、抑えられないッ」 ラウは、鋭い爪で傷つけないように優しくその身体を返す。 四つん這いになったオレの後ろに位置した後、ラウは…太い腕を脇から肩に回し抱きつくカタチで支え… 「ッ、…ラウ、」 背中からうなじまで舐めあげて、そのまま、後ろ髪に噛みつき、バック体勢で挿入を始める。 「アサト…ッ」 ずぶぶっ…と、解れた孔に赤く充血した獣の先端が未開の胎内へ挿入り込んでくる…。 「ァ!…あぁッ…んっ、」 そのまま、後孔を押し広げながら奥まで熱い塊が進んできて… ぎゅっと敷かれた藁を掴み、その感覚を過ごす。 「ァ、あッ…も、…深いッ…ぁァ、イ、くッ」 その長さは予想をはるかに超え、内臓を押し上げられるような圧迫感に余裕などない… 早くも射精しそうな感覚が下腹部から脳に突きあがる。 「ッ、ハ、ハァ、っ」 同時に野生的な熱く湿った息遣いが後ろ頭にかかり、その呼吸を速める。

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