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第61話 俺と母親の幸せの形(1)

 ――結論として、俺の貞操は半分は守られたと言っていいのかもしれない。 「あ、俺、ネコなんで」  トシキはニヤニヤしながら、俺をくたびれた古い黒い革のソファに放り出し、肘掛に両手を縛り付けられてる。手際のよさに、俺はなすすべもない。 「ネ、ネコって?」  ビビりながら問いかける俺。気が付けばパンツごとズボンを下ろされて、下半身露出っていう情けない格好に、目に涙がたまる。俺の息子だって、恐怖に縮んでるっての。 「ん~?突っ込むほうじゃなくて、突っ込まれるほう?って、お前もそうなんじゃないのぉ?」  ニッコリ笑って「突っ込まれる方」って……それって、俺が俺よりもガタイのよさそうなトシキにってこと!? ていうか、男に突っ込むのっ!? まさかっ!? 「む、無理無理無理っ!」 「だ~いじょうぶ、大丈夫っ」 「大丈夫じゃないよっ!」  そう言って暴れようとしたら、パンッ、と思い切り頬を叩かれた。叩かれると星がチカチカするって、初めて体験した。そのせいで、俺の頭の中は真っ白、 「おら、大人しくしろっての」  縮みこんでる俺の息子を、トシキのゴツイ手が握りしめる。けして握りつぶされるって感じの強さなんかじゃないけど、他人のそれも男になんか握られたら、ヒュンッと玉が縮む思いになる。いや、実際、縮んでるって。  叩かれた痛みで頬がジンジンと熱くなる。今までも怖い思いをしたことはあっても、殴られることなどなかった俺。慣れない暴力に、抵抗する意思があっさりと叩き折られた。 「そうそう、大人しくしてろっての」  そう言って舌なめずりしたトシキが、縮んでる俺の息子を口に含んだ。  ……人生初フェラが男とか……暴力とのダブルショックで何も考えられないでボーっとしていると、トシキがジュジュッとか、チュパチュパとか音をたてて俺の息子を弄ぶ。 「あっ……やっ……」  段々と、感じ取ってしまう快感に、小さく声が漏れてしまうことに悔しくなる。つい、視線を下半身に向けてしまうと、バッチリ、トシキと目があう。ニヤッとした口元には、若干勃ち上がりつつある俺の息子。 「うううっ……」  自分の身体の反応に恥ずかしくて、真っ赤になって泣きそうになる。そんな俺を呆れたような顔で見るトシキ。 「なんだよ、お前だって、おっさん相手にしてんだろ」 「こ、こんなこと、してないよっ!」 「はぁ? 嘘ついてんじゃねぇよ」 「ひいいっ」  トシキに睨みつけられただけだけど、もう、ボロボロと涙が零れてた。

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