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第22話

それでも体は目の前のαを求めてしまって熱く疼き性器が刺激を欲しているその矛盾に、祐羽は混乱して泣き出してしまった。 「ううっ…ごめんなさい。怖いぃ…」 発情してαを誘っておきながら拒むΩほど、厄介な物はないだろう。 体は疼くし目の前のαを受け入れてしまいたい思いと、好きになった人と繋がりたい気持ちがごちゃ混ぜになってどうしていいのか分からない。 ――体が熱くてもう駄目になりそう。だけど知らない人と繋がるの怖い。 そう思っても本能は祐羽の意志を裏切り、性器は痛い程に張りつめ、後ろの蕾も物欲しげに疼いて堪らない。 「あぁっヤダ、何で…」 口では嫌だと言っていても脳では男を求めており、そのせいか蕾はしっとりと濡れていて受け入れる準備を始めていた。 ――これが本当の発情?こんなに辛いの? 初めて顔を合わせた相手と関係を持つなど嫌なのに、体と本能はそれを無視して無意識に誘う動きをしてしまう。 そんな様子に、とうとう我慢が効かなくなったらしい男は舌打ちすると再び唇を重ねて乱暴な舌づかいで咥内を蹂躙してきた。 その激しさに祐羽はいよいよ無理矢理体を奪われるのではないかと恐怖に震え、潤む目で見つめ首を左右に振りながら一生懸命に懇願し相手に何とか思い止まって貰おうとする。 「嫌でも我慢しろ」 低く艶のある声でそう囁くと、男は祐羽の乳首を唇で含み舌で刺激しながら、性器を片手で包み込み上下に動かし始めた。

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