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第9話 ※
「すごい。奏、色白だからかな、乳首、ピンク色で可愛い。舐めたい。いい?」
「ば、バカじゃないの!?変態!死ね!」
「ふふっ、素直じゃないな」
「ひゃあ!?」
さっきの冷たい指とは打って変わって、温かいぬるぬるに包まれ、腰が浮く。
「やぁ、だめ、それっ、あっ」
今までにないくらい、乳首がジンジンして、ズボンを押し上げる屹立に戸惑う。
のしかかっている柊木くんのお腹と擦れるだけで、快感が突き抜ける。
気づかないで。
「ふふ、奏、こんなになるほど感じてるんだ。嬉しいな」
ツンと指で屹立を突かれ、もどかしさに腰を押し付ける。
「そんなにしなくても、触ってあげるから」
かちゃりとベルトを外され、ズボンに手をかけられる。
抵抗したいのに、感じたことのない快楽の先が欲しくて、腰を浮かして脱がせやすい体勢を作ってしまう。
「ねぇ、触って欲しい?」
外気にさらされた僕の下腹部は、先走りでヌラヌラと光り、お腹につくほど反り返っていた。
「あ、あっ、ほし…」
「快感に弱いんだね。ちょっと心配になるよ」
「早く…、僕、ちゃんと言った」
「そうだね。じゃあ、秋臣って呼んで?」
「ふっ、うっ…、秋臣ぃ…」
「可愛いね。どうにかしたくなる」
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