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6カラット~出会いの音~

「って!え・・!?何だあれ?・・ライ・・オン・・か?」 振り向いた俺は、未知の生物を前に思考が停止した 姿は金色のライオンのようだが 尻尾が4本、そして羽根があった・・ 普通のライオンより毛並みが長く サイズが、かなりデカかった・・ 車だとミニバス位のデカさは、あるんじゃねーかあれ・・ 「どうやって入ったかは知らんが、人間の分際でこの森に入ることは私が許さない!まして穢れた身で泉に触れるなど・・」 「・・おいおい・・マジかよ・・こいつが・・喋ってるのか?ちょ!待った!今・・お前が喋ってるのか・・?」 俺はどうしても聞かずにはいられなかった  いや・・だってさ~・・こんなに流暢に喋る動物を今まで見たことが無いし 「やはり人間の子供・・頭が弱いようだな・・私が話しているに決まっているだろう!そんな事より!お前は私の森に無断で入り湖を穢した!その罪!その命で償ってもらう!死ぬがいい!人間!」 !!来る!!!!?――――・・・・・・・ ―――それから1時間――― ・・・・・・・・・暫くして、獣が息を切らせながら話しかけてきた 「ハァ・ハァ・お前・・本当に・・人間か?何だその動きは!理解できん!この私の尾をこんなにしおってからに!」 獣の尻尾を、真ん中の二本を蝶々結びに可愛い感じにしてやった 左右端っこの二本は、一個む結びしたら豚さんの尻尾みたいになった  かっわいい~♪〈笑〉 「ハァ・ハァ・それは俺の台詞だ獣のくせに、口から炎とか吐いてんじゃねぇよ!!その牙と爪は飾りもんかよ!?」 でも・・やべぇ・・こっちきてから  こんなに楽しいのは初めてだ! この緊張感久しぶりだ・・良い獲物見つけたぜ! 「獲物だと!!?私も舐められたものだな!たかが人間の子供相手にと思っておったが!もう許しはせんっ!!」 今!口に出してないのに…!心を読んだりも出来るのか!? 「死ぬがいい!!」 獣が片方の羽根を獣の顔の前にバサっと動かしたとたん カマイタチのような突風と共に、鋭い痛みが体中を刻んでいった 「いっ・・!!何だ!!痛っっ!!」 驚きと痛みで思わず後ろが、湖である事を忘れて数歩後ずさると  バランスを崩し湖へと倒れこんだ  顔まで濡れる覚悟をしていたのに  何故か水の上に俺は倒れていた。

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