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戸惑い
「まだ、ミカエルの手垢がついていないという事か…」
「あ、あの…」
「これから手を出すつもりだったにせよ、余程大事にしているにせよ、あの憎たらしい能面の様に澄ました顔の天使長の物を横取りできるのは一興ですね…」
暫く考えて、ベリアル様が再び口を開かれる。
「オナニーも知らなそうなガキを犯すのは面倒ですが、痛みに泣き叫ぶのを無理矢理組みふせるのも悪くない」
何やら物騒な事を言い始めるベリアル様に、また、昨日の様に酷い事をされるのだと身震いする。
「着ているものを脱ぎなさい」
「あ…、あの…」
予想に反した命令に、聞き間違いではないかとベリアル様の表情を覗ってみる。
「早くしなさい。私は待たされるのは嫌いです」
露骨に苛立つベリアル様に、慌てて衣類を脱ぐ。
その間も、ずっと見られていて恥ずかしい。
「あ、あの…、ベリアル様…、何故…この様な…」
戸惑いながら、全ての衣類を脱ぎ去ったけれど、ベリアル様に裸を見られるのが恥ずかしくて、体を縮こませる。
「隠さずに見せなさい。これからは、私のペットになるのですから」
美しいベリアル様の前で全裸にさせられ、恥ずかしさにひどく泣きたくなった。
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